音符の名前を覚えていきましょう。レッスンをしていると、「こういうのは小学校の音楽の授業以来です」という方も少なくありません。恥ずかしがらずに^^
基準は4分音符
音楽を複数の楽器と一緒に演奏をする際、基準となる音楽のスピードを決めて演奏しなければ音楽は崩壊してしまいます。その速さをBPMと数字で表すことを先の記事で説明しました。
ポイント
その基準となる音楽のスピードはどの音符なのか?よく、みんなで歌う時に「ワン・トゥー・スリー・フォー」とカウントしますよね。これが基準となる音符、4分音符と呼ばれる音符です。
ポイント
超初心者のために記載します。4分音符は音符が黒丸で、そこから1本線が出ているということです。
音符が白丸にしたり、出ている線にヒゲのような曲線が付加させることによって長さを表現します。
各音符の名称と長さ
4分音符が理解出来ればあとは簡単です。4分音符より長い音符であれば4分音符が何個分の長さなのかを考えましょう。4分音符より短い音符であれば4分音符を何等分した長さなのかを考えましょう。基準となる4分音符を100%の長さとして説明します。
4分音符と4分休符
まずは4分音符(しぶおんぷ)と4分休符(しぶきゅうふ)です。長さの基準としたいので100%の長さとします。
2分音符と2分休符
次は4分音符が2個分の長さである2分音符(にぶおんぷ)と2分休符(にぶきゅうふ)をご紹介。4分の倍の長さということで200%の長さがあります。休符も同様です。四分休符を2つを、まとめて2分休符で書くことが可能です。2分音符は白い丸です。
全音符と全休符
さらに長い全音符(ぜんおんぷ)と全休符(ぜんきゅうふ)です。4分音符が4つ分の長さ、つまり400%の長さがあります。声を出して4回手を叩いて、5回目を叩く寸前までが全音符の長さです。全休符は2分休符とよく似ていますので気を付けましょう。
8分音符と8分休符
8分音符(はちぶおんぷ)と8分休符(はちぶきゅうふ)。これは4分音符の半分の長さになりますので、50%の長さとなります。下記をご覧のように音符にヒゲのような曲線が現れます。このヒゲの数により音符はどんどん短くなります。また8分音符が何個も続くと見辛いため、下記、表のようにヒゲを連結してしまいます。
注意ポイント
※下記のように休符を書くことはありません!
8分休符が8個(50%が8個で400%)=全休符と同じです。
16分音符と16分休符
もう少し細かいところまでいってみましょう。16分音符(じゅうろくぶおんぷ)と16分休符(じゅうろくぶきゅうふ)です。長さは25%です。4分音符(100%)で手拍子している時、1回の手拍子の中で4回音を打ちます(25%を4回打つと100%)。見た目には音符から出ているヒゲの数が多いですね!
注意ポイント
※8分休符同様に、下記のように休符を書くことはありません!
16分休符が16個(25%が16個で400%)=全休符と同じです。
まとめ
今回は各音符の名称と長さを比較しました。リズムの基本ですので、しっかり譜面の記号と長さをリンクさせてくださいね!次回は小節について説明していきますね!