学習初期のポイント
学習初期の段階では、コード進行に沿ってアドリブで演奏していきいます。まず1つの目標地点としては・・・単音だけでコード進行が感じられるように演奏するということでしょう。
しかし、毎回コード進行が感じられる(コード進行を説明する)演奏ばかりしていては、自由度はかなり低いと言っていいでしょう。歌心・・・というのが一番大切ですが、コード進行を自由な発想で捉えられると幅が広がっていきます。アドリブ・マスタークラスでは、一歩進んだアプローチを説明します。
目次
ツーファイブワンの捉え方
まずは、IIm7 V7 I(ツー・ファイブ・ワン)進行上の考え方の喩えです。下記の図をご覧ください。
会社から、Iコード(自宅)に落ち着くまでの道程、現実世界の自宅であれば色々な道をご存じかと思います。コード進行も、同じように考えてみるのはいかがでしょう。
自宅までの帰り方
- タクシーで自宅(Ⅰコード)まで直帰。(スケール1発で全部弾く)
- 電車を乗り継いで帰る。(各スケールを設定する)
- 寄り道をして帰る。(コード進行を想定・変換する)
- 全く違う方向(外泊)へ行く。(コード進行上に別のコードを重ねる)
ポイント
色々な道筋を自由な発想で考えるようにしましょう。コルトレーンチェンジ(後述)のように、かなり遠周りをして帰宅しても良いですし、帰宅出来れば、なんでも良いんです。もっといえば、普通に帰宅しようと思っていたら、自宅がトラブルに見舞われていて落ち着かない(解決地点のコードが変換)なんてこともあるかも知れません。マスタークラスではそんな可能性も追求していきましょう。
下記記事の動画も参考にしてみてください。
《Lesson 5》想定するコードによるライン
【コード崩し】 ギターでは「コードの型が視覚的に見える」というメリットがあります。その1つのコードをスケールとミックスさせて発展させていきます。沢山遊んでいく...