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何を考えて練習しているのか


先日、2人の生徒から同時期にこんな話を聞きました。

student
ボク一人だと、先生みたいにガッツリ練習出来ないんです


そうかぁ~。確かに私は一人でもガッツリ練習します。凹んだら余計に練習していました。練習に疲れたら採譜して、採譜しているとまた弾きたくなって練習!みたいな。狂ってましたね(汗)当時は、細かい理論なんてよく分からなかったけど、採譜したものを自分の演奏に取り入れるように、とにかく弾く。弾けなければ、分かってても楽しくなかったんですよね!

チャーリー・パーカーの音遣いとか、ジョーパスの音遣いとか、キース・ジャレットの音遣いなどなど、昔から採譜して真似してきたけど、未だに、「どういう理論で使っているんだろう?」って思う音もあります。今じゃ、考えなくても出てくるほどなんだけど(笑)分かっていなくても、「ほら、あの時のキースのこの音!」みたいな感じで使っていることなんかもあります。それでもカッコいいからOKです。

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目的を見失わない

student
「今回はこの課題だけやってきました!」


そう胸を張って仰る生徒さんが実は物凄く多いのです。レッスンでは、宿題として課題を複数出しているので、「全部は出来ないし、これだけでも!」って思う生徒さんの気持ちは分かります。


でも、そんな方は要注意ですよ。

注意ポイント

「音楽」ではなくて「音学」の道へ片足を突っ込んでいる状態です。「音が苦(おんがく)」になったら大変です。勝手に判断して課題を絞ってはいけません。レッスンの課題をこなすのが目的ではなく、ジャズを上手に演奏出来るようになりたいんですよね?本当にやりたい事を見失ってはいけません。

譜面を読む課題だって、完璧に弾けてもまだ終わりではありません。ソロばかりやっていたら伴奏が出来なくなります。テーマばかり弾いていてもソロは弾けるようになりません。理論ばかりの頭でっかちはダメ。

 

ポイント

やる事が沢山あるから、1つに絞るのではなくて、マイペースにコツコツ少しずつやりましょう。出来るところまででOKです。その代わりに絶対にサボらない!!そしてムラがないように!

イメージをしっかり持つ


イメージがなかったら、せっかくスケールを覚えても順番にしか弾けませんよね?良いか悪いかも自分で判断出来ませんよね。闇雲に音を弾いているだけではいけません。まずは「こう弾いてみたい!」って思える演奏を探しましょう。


ポイント

カッコいいと思えるソロを弾けばいいんです。誰かのソロを真似すればいいんです。よく聞いて、そっくりになるよう弾けば、その偉大なアーティストがある程度のレベルまで連れて行ってくれますよ。ソロを最初から最後まで全てコピーしなくて、1節だけでもいいのです。いちいち音を採譜しなくても、聴いて・・・こんな感じかな〜って、手探りで音を探すだけでも良いんですよ。そうやって目標に向かっていきます。「本当の意味での即興演奏」は最初からは出来ません。

レッスンの課題以外もやってもOK


レッスンの課題を全くやらない生徒は、講師からすると非常にやり辛いのですが、レッスンの課題ばかりやっているのはもっといけません。・・・微妙な言葉ですね~。「やってきてください!」と色々と宿題を出しておいてなんですが。あくまで初心者が対象のお話です。

ポイント

ジャズ習得には、「こうしなきゃいけない」という道はありません。このサイトでも何度も書いている通り、先生はCD達であって、我々講師は、生徒がおかしな方向へ進まないようにガイドすることしか出来ないのです。

音楽する


スケールばかり弾くことに夢中になっているから、音を外しているのに気付かなかったりします。スケールが弾きたいんじゃなくて、音楽がしたいのでは?そんなに順番にスケール弾いてて楽しいですか?完璧に覚えていないスケールをたどたどしく弾くのは楽しいですか?1、2音だけでもリズムに乗って入れば音楽になりますよ。

ポイント

音楽をするために、スケール練習をするんです。
音楽をするために、理論を学ぶのです。
音楽をするために、耳を使うのです。

もう一度・・・・「耳を使うのです!」もっと聴きましょう。耳の能力は凄いですよ^^

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