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ワンポイント・レッスン#133〜#141

無料ワンポイントレッスン#133〜#141

ホームページを最初に作った時(2003年)に書いていた「全175回の無料ワンポイントレッスン」です。古い記事のため、読みやすく配慮していない文字情報ですが、リニューアルで削除せずに残すことにしました。

目次

第133回:心を追いかける

実はバス・フェイトン・チューニング・システムを
インストールした後奇妙な現象がおきました。
音の揺れが以前より気になるようになったのは確かですが、
鳴らしていない音がなっているんです。
「えっ、それはマズイんじゃないの?」
って思うかも知れません。

でも、外れることはまずありません。
全てが倍音なんです。
エンディング等でコードをホールドして伸ばしている時に
弾いていないのに心が音を鳴らすことが多くあります。
またアドリブを取っている際にもよくあることです。

その音を追いかけましょう。
1曲演奏して何も聞こえない時もあります、
心のスランプ状態ですね。
理論的に考えながら演奏している時によく陥ります。
そんな時、私は必ずポール・デスモンドを聴きます。
心の中の美的感覚がリセットされて、
いつもの自分に戻れるような気がします。

デスモンドがメロディアスだからか、
それとも私の最初のアイドルだったからか
・・・知る由もありませんが。

第134回:演奏後の弦は?

これについては本当に意見が分かれますね。
楽器店でもそうですから困ったものです。

一体どちらがいいのか?またどれ位緩めれば良いのか?
大半の方は、自分で実際に調べていないのでは?
と思います。

と言っている私も試したことがありませんし、
証明するにはかなりの労力がかかります。
私は1週間弾かないであろうと思うギターの弦は緩めています。
他のギターは緩めていません。
なので新橋教室の貸しギターなんかはほぼ毎回、
張りが残る程度に(音程が出る程度に)緩めている感じです。

まぁ、もっとも信頼できるのは
経験を積んだビルダーの方の意見でしょうね。

第135回:ソロを書いてみよう

本当は作曲が出来ればそれでいいのですが、
まぁそんなしっかりしたものは
最初から出来ないでしょうから、
今回はソロを書いてみましょう!!
但し、むやみにソロを書いて「はい、終わり!」
では進歩がありません。
レッスンでは私がチェック出来るので良いのですが、
誰にもチェックしてもらえないとなると
自分に厳しくいかなくてはなりませんね^^
それはつまり、
基礎からじっくりやっていくことです。
①まずはコードトーンのみでソロを取ってみましょう。
私の教材の中に、
ファミレスで書き上げたソロが入っているのですが、
それは全部コードトーンを使用したものです。
でも、とってもジャズっぽいし、
何がジャズらしさを出すのかを考える為の
良い教材になったと思っています。
あまり時間の取れない人は
ⅠⅥⅡⅤで、
またブルースや短い16小節くらいの曲でもOK。
とにかく、自分が何のために練習しているか?が重要です。
②こだわりのソロを作る
「何かに執着している」
と感じるソロを作ってみてください。
音楽をどういう方向に持っていきたいか?
またそうするには
具体的にどういった方法を取れるのかが理解出来るでしょう。
③譜面上から読み取れる音で書いてみる
絶対音がある方は出来ないでしょうが、
偶然の産物を手に入れる為に
思うがままに音符を書きましょう。

どの作り方でも構いませんが、
作成後のソロの全体と細かい部分を
よく吟味して自分のフィルターに通してあげてください。

第136回:執着

第135回の②で「何かに執着している」「こだわり」
と書いたので、じゃぁそれは何か?を説明します。
公園のベンチに座っていると、
砂場で遊ぶ子供が「同じ歌を何度もうたっている」・・・
つまりは執着しているからですね。
大きな目で見ればそうですが、
実際の音楽ではこだわりは常に変化していきます。
あるリズムにこだわり、ある度数にこだわり、
あるユニットにこだわり、ある音程にこだわる。

こだわる部分なんて沢山ありますよ^^
自分が弾いたことに意味をもたせるつもりで
こだわって下さい。

例えばある小説があったとします。
①数ページにわたって主人公とまわりの事柄が書かれ、
次には全く別の事柄が書かれる。
最終的につながる。
これはよくある繋がりですね。
では、こういうのはどうでしょう。
②あるお店が舞台で
次々と来るお客の話をそれぞれ書かれている。
ソロと小説との共通項を考えた時、
何か繋がるものを見出せたらそれは音楽の練習になると思います。

第137回:こだわりの末

前回、執着することに関して書きましたが
具体的にそれでどうなるのか?
出来ること
何かに執着すると
音楽の流れがよくなります・・・・良かったですね^^
何かに執着すると
自分の持てる力を全て出さなくてもいいんです・・・楽ですよ。
何かに執着すると
自分が楽しめます・・・よく居るのは
「うまく弾こうと思ってそれで自分を苦しめている方」
何かに執着すると
バンドメンバーとコミニュケーションが取れます・・・大事大事。
何かに執着すると音楽の聞き方が変わります。
どうでしょう?
なにかにこだわって演奏をしてみたくなりませんか?

第138回:マイナーの楽曲

ジャズを始めてすぐは
メジャーの楽曲が弾き易いんですが、
しばらくするとマイナーの楽曲の方が
自分の思い通りに弾けている気がします。

原因はきっとどこかの研究者が
解明してくれると思いますが(笑)
マイナーの曲が色々な怪しい音までを
包みこむことが出来る
のだと思います。
それとブルージーな感じが出しやすい
という点でもマイナーの方が
演奏しやすいのかも知れませんね。
メジャーでブルージーに弾くと
あからさまに分かってしまいますし
それ以外の部分がカッコよく出来ないと
ブルージーさが更に浮いてしまうように
聴こえてしまいます。
勿論、それを狙っている場合は問題ないのですが・・・・
それでも自分を信じてメジャーの曲もやってみてください。
一時的(というには少し長い期間かもしれませんが)な感覚です
ので、
いずれ練習を続けていけば
メジャーでもジャズらしさを出す秘訣が
自然と身に付いていくはずです。

また、マイナーの方が緊張感のある音でも
さほど問題がない場合があります。
この辺りは演奏の構成&使い方による部分が
大きいのでクリスタルトーン並ですね。

第139回:マイナー音階の種類

トニック部分に使用されるマイナー音階って
どんなものがあるのでしょう?
メジャーは1つなのに
マイナーは3つ存在するって知ってましたか?
そんなマイナー音階をご紹介したいと思います。
ナチュラル・マイナー(Nm)
一番よく使われるもので、
自然的短音階と呼ばれています。
またメジャースケールの
第6音から始めたものですのでエオリアンと同じです。
音構成はCNm=C・D・E♭・F・G・A♭・B♭
となります。
ハーモニック・マイナー(Hm)
これはロック出身の私には非常に馴染みがありました。
なんてったって
イングウェイ・〇ムスティーンを代表に
クラシカルロックで頻繁に使いますから。
これを和声的短音階と呼びます。
音構成はCNm=C・D・E♭・F・G・A♭・B
となります。
メロディック・マイナー(Mm)
最後はコレ。旋律的短音階と呼ばれます。
これはジャズを始めてから、
こんなにも使える音階なんだ!と驚いた音階で
実によく出来ている音階です。
音構成はCNm=C・D・E♭・F・G・A・B
となります。
トニック・マイナーにはこの通り
3種類の音階を選択して弾くことが出来ます。

第140回:ハーモニック・マイナー

さぁ、〇ムスティーン講座でもいきましょうか(笑)
いえいえ、
この音階で特徴的なのは第6音と第7音の間にある短3度音程!
ここがあるからクラシカルだったり、どこか独特な音階に聴こえます
当然、この音階にもダイアトニックコードなるものが存在します
C-M7・DΦ7・E♭M7+・F-7・G7・A♭M7・B7dim
どうでしょう?見慣れないオーグメントや
マイナーメジャーセブンスなんてコードがあったり、
diminishがダイアトニックだったりします。
度数表記しておきます。
Ⅰ-M7・ⅡΦ7・♭ⅢM7+・Ⅳ-7・Ⅴ7・♭ⅥM7・Ⅶ7dim
当然、これらにも機能が付いていますが、
それは是非ご自身の耳で確かめて下さいね。
どうしても知りたい方はメールでどうぞ(無礼な方には答えません)
因みにHーp5↓
(ハーモニック・マイナー・パーフェクト・フィフス・ビロウ)

というスケールはこの音階を5度から始めたよ!
と言う、名前のままの音階。
もっと良い名前なかったのかでしょうか(笑)
つまりC・D・E♭・F・G・A♭・Bを
G・A♭・B・C・D・E♭・Fとしたら
それがGhmp5↓という音階になります。

第141回:メロディック・マイナー

さて、マイナー最後はコレ。
旋律的短音階と呼ばれており、
とてもメジャーに近いマイナーとされています。
この音階はドレミファソラシドの3番目が下がっただけなので
上からドシラソファミ♭レドと下がってくると
ミ♭が出てくるまで音階に特徴がありません。

なので理論上の使い方に少し制約が付けられました。
(そんなやっかいなことしなくてもいいのにね^^)
まぁ、そういった配慮が必要なのですよ、理論には。
そこで上行する時はメロディックマイナーでも、
下行する際はドリアンを使用します。
さぁ、音階を上下してみましょう。
C・D・E♭・F・G・A・B・C↓
B♭・A・G・F・E♭・D・C

ではHmと同じようにダイアトニックコードを見てみましょう。
Ⅰ-M7・Ⅱー7・♭ⅢM7+・Ⅳ7・Ⅴ7・ⅥΦ7・ⅦΦ7
となります。これまた厄介で〇7が2つ、
更には〇Φ7が2つ・・・

機能はHm同様に調べて下され。
どうしても知りたい方はメールでどうぞ(無礼な方には答えません)
メロディックマイナーという音階は非常によく使われます。
●2番目から始まるDorian♭2
●3番目から始まるLydinan Augment
●4番目から始まるLydian♭7th
●5番目から始まるMixoLydian♭6
●6番目から始まるLocrianナチュラル9th
●7番目から始まるAltered
これらの音階は初心者には???でしょう。
中級者でLydian♭7とAlteredを知ると思います。
でも、近年のコンテンポラリーな楽曲では
この他の音階も必要なんですよ。
それはまたの機会か・・・
なければレッスンにでもいらして下さい。
(久々に営業してしまった・・・・)

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