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イントロお願いします!
ポイント
ジャズ・スタンダードも数曲覚えて、「よし!セッションへ行ってみよう」と勇気を振り絞ってジャズクラブへ行くセッションデビュー!ジャズを演奏している方なら誰しも経験した事があると思いますし、これからセッションデビューを考えている方もいらっしゃるかと思います。セッションへ行って、初めて経験した恐怖の一言!!
「ギターさん、イントロお願いします!」
え?
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弾けないのでカウントでお願いします!
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と、困って返答した事が何回あったことか・・・。ピアノや他にギターの方が居なければ、間違いなくイントロを頼まれます。覚悟しておきましょう。いや、準備しておきましょう!ということで、本日のお題は「イントロについて」です。
イントロ、その前に
確認事項
セッションでのイントロは、演奏するメンバー全員に、楽曲へ入るタイミングを伝える役割があります。
イントロでメンバーに伝えること
- 「リズム・スタイルの提示」
- 「テンポの提示」
- 「キーの提示」
- 「楽曲へ入るタイミングの提示」
自分がやりたい楽曲の場合
まずメンバーにキーを提示して、心の中でテーマのメロディを歌いながら楽曲のテンポをしっかりイメージしてからイントロへ入りましょう。
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メンバーやりたい楽曲の場合
まず、その曲をコールした方に、Keyの確認、スタイルの確認(swingなのか、ラテンなのか、その他か)、テンポの確認を行いましょう。
イントロの種類
ひとことでイントロと言っても様々な種類があります。イントロを分類してみましょう。
カウント
イントロが付けられない場合は恥ずかしがらずに「カウントでお願いします!」と言いましょう!グダグダなイントロになるよりマシです。カウントの場合、一般的にはスローテンポでは「ワン・ツー・スリー・フォー」の1小節で十分ですし、ミディアムテンポ以上だと2小節(ダブルカウント)で出すことが多くなります。ドラマーならスティックを使いますが、我々はフィンガースナップ(指パッチン)を使うことが多いです。
「ワン・パチン・ツー・パチン、ワン・ツー・スリー・フォー」
イントロを弾く場合
イントロの種類
- 循環進行・逆循環進行など定番コード進行の利用
- KeyのRoot or 5th音でベースペダルを利用
- 楽曲の最後(4〜8小節程度)のメロディ・コード進行の利用
- 曲の雰囲気を利用
- モーダル・ハーモニーの利用
- 別のキー、または無関係なコード進行の利用
- ベース・オスティナート(リフ)の利用
- その曲だけに付けられた定番イントロ
2パターンずつ覚えていきましょう
次回からイントロの具体例を提示していきますが、まだ経験の浅かった頃は、イントロは定型パターンを幾つも覚えていました。また1つのアイデアにつき、5弦ルートでのパターンと6弦ルートのパターン、2種類を記憶していました。B♭Keyのイントロを、E♭Keyで使用すると音域に差が生まれてしまい、かっこよく響かない事がありました。逆も然りです。また、「このパターンはこの楽曲のイントロ!」と、結びつけておくこともよくありました。次第に選べるようになっていきますが、カッコいいイントロかどうかよりも、「テンポの提示」が何より大事!です。シンプルでもテンポの提示さえしっかり出来ていれば、メンバーは迷うことなく楽曲へ入っていけますからね。
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