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カナダ放浪記#5 〜素敵な街並み〜

2002年の春から秋にかけてボクはCANADAのトロントへ行ってきました。
それはスリルと興奮の連続の冒険をしているようでした。
ここでは、そんなカナダの旅を少しずつ書いていこうと思います。
目次

素敵な街並み

 「YEAH!わははははは!」

数人の男の声に目を覚ましたボクは一瞬ここが何処か分かりませんでした。かすむ目を擦りながら窓際を眺めるとカーテンがヒラヒラをなびいていました。 「そうか窓を開けっぱなしで寝てしまったんだ」とボクは立ち上がり窓に向かい、なびくカーテンを開けあけました。外を見るとすっかり日が暮れ、 オレンジ色のライトに包まれたトロントの街が目の前に現れました。やかましい声の主を探すように通りを見下ろすとそこには数人の黒人男性がじゃれ合い、その姿を見るうちに「ボクはトロントに居るのだ」と再認識しました。

しばらくの間その光景に見入っており、ふと気付き時計を見ると夜の10時を回ったところ、なのに沢山の人が通りを歩いているではありませんか!飲みかけのジュースで喉を潤すと急にお腹が空いてきました。「そういえば、しばらく何も食べていないな」と食料を求め外へ出歩くことにしました。

カナダ一の都会トロントのしかもダウンタウンの真ん中!にしては少し寂しいなと思いつつ、身支度を済ませ、最小限のお金を持って部屋を出ました。「コンビニくらいあるだろう」と歩き始めましたが、どこにもない。しばらく歩くと交差点の向こうにまた黒人男性の軍団・・・無意識に危険な匂いを察知したボクは反対方向へ・・・・しかしコンビニが見つからない。

この時のボクにはカナダのコンビニがどのような店か知りませんでした。
宝くじでも売ってるかのような店構えに鉄格子・・・まさかあれがコンビニだなんて!
しばらくしてボクは1件のスーパーを見つけホッとしました。「24Hours」そう書かれた看板は新鮮でカッコいい。 しかし汚い・・・気がしました。中に入ると、まるで激安ショップを思わせる商品の配列。「とりあえず食べれればなんでも良い」・・・おいしそうなサンドイッチに、 初めてみるカリフォルニア・ロール、全て英語とフランス語で書かれたお菓子類、どれもが一度は試してみたい食品ばかり!一番ビックリしたのは牛乳!そのあまりに豊富な種類とビニール袋に入った詰め替え様みたいな牛乳!「なにコレは?」最初に贅沢して後で痛い目に会いたくないと思っていたボクは食パンのような安くて多いパンを買うことにしたのだが、パン1つとっても種類は豊富。どれがどんな味なのかサッパリ分かりませんでした。 結局、フランスパンの形状をしたパンと水。それが初めてのお買い物でした。5$もしなかったと思います。なんだか不気味な初めての夜から逃れるように急ぎ足でホテルへ帰る途中ハンバーガー店を発見! 「よし、今度はここに来よう」・・・今日の探検はホテルから周囲500メートルがいいとこでした(涙)

部屋に戻り、パンをかじった瞬間

やまだ
「まずい!」

とても食べられる味には思えませんでしたせめてジャムがあればと思いましたが、節約節約と水とまずいパンを食べ、ベッドで横になっているうちにまた寝てしまいました。時差ボケを治すにはコレぐらいがいいのかも。

翌朝早くに目が覚めるとトロントの街はボクを歓迎してくれているようでした。 晴天の青空にさわやかな空気。「これだ!」(←なんだ?)っと思いながらボクは外に飛び出しました。するとどうでしょう、昨夜歩き始めた方向と反対側、ほんの10メートルの距離にコンビニがあるじゃありませんか!!

「うっうっ(T_T)、昨日は存在しなかったんだな!」とぼやきつつ。新鮮な朝の空気を吸うと、またまたお腹が空いてきました。今日の朝ご飯は?と、街を眺めるとホテルの1階で朝食が取れることが分かった。地下にあるピザ屋さんはかなりおいしそうだったけれど、まだOPENしていないのでホテルのレストラン・スペースへ。「メニューはどれだ?」と見てもよく分からないんですよ・・・読めても意味が分からないんです。「BLTサンド!これならイメージ出来るぞ」 当然朝食はBLTサンドとなりました。こっちのサンドを初めて食べたんですが、ベーコンがカリカリ、ポテトは少し水っぽい。パンは小さい・・・せめて食パンサイズは食べたかったです。でも、本当に久しぶりの温かい食事に気分が一転して、コーヒーを飲みながらガイドマップを広げて優雅で洒落たモーニングの時間を過ごせました。

今日はダウンタウンの中心を東西へと走るクウィーン・ストリートとHMV本店・楽器店に行くこと、そして両替をすることを決め、ホテルを出ました。これまたダウンタウンの中心を南北へ走るヤング・ストリートを歩くともうボクは完全に調子に乗っていて亀にも負けるであろう歩行スピード!歩く人の流れなんて気にせず1件1件を楽しんでいました。チェス盤が店のオープンスペースにあり客は外でチェスをうっていました。チェス好きのボクとしてはやりたい所・・。しかし肝心の英語が・・・断念。また路上でヴァイオリンを弾く人(これが結構上手)。周りをみると歩いている会社員風の人達の多くはコーヒーを持っていました。「おおー!イメージ通り」なんて思ってボクもコーヒーを持ちたくなったんですが、 トロント1日目のボクには地理がさっぱりです。こうして朝歩いてみると「結構人がいるものだなぁ」とトロントでの最初のイメージは既に消えておりました。

簡単にクウィーン・ストリートに到着し歩き始めてました。綺麗とは思えないけれど、建物の作り、街の作り、におい、そしてこの異国を歩いている感じが良いんです。しばらく歩いたところで看板が目に入り大爆笑!少し記憶が曖昧ですが、「女王通」のように書かれているじゃありませんか!!「確かにQUEENは女王だけど、まんま過ぎないか?」クウィーン・ストリートはホントにHOTな場所です。ファッション・ストリートとガイドには書かれていたのですが、「どこがファンション??」とも思えるような人々・・ひとびと・・・ヒトビト。「う~ん、日本のがいいなぁ」と思いながらも街並みは本当に素敵でちゃっかり観光名所を満喫していました。 (クウィーン・ストリートは観光名所?) しばらく歩くと楽器店を発見!カナダの楽器をマジマジとみるチャンスです。行くしかないでしょう。楽器店の扉を開けると、またストレスがやってきたのです。

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