今回は生徒さんから頂いた質問をもとに動画を作ってみました。
student
ルートレスコードなんですけど・・・どう考えているのですか?
ルートレスコード
【ルートレスコード】 まず最初によくある6弦ルートのコード、5弦ルートのコードのRoot音を省いてみましょう。 【練習順序】 【練習風景】 「The night has a 1000 ey...
ポイント
上の記事でご紹介している「ルートレス(ベースレス)のコード」のことです。一般的な和音のRoot音を省くコードですが、動けるようになってくると必ずしもRootを省いているわけではないのでベースレスとも呼んでいます。練習手順に関しては記事にしてありますが、「サンプルの演奏が、どのような考えで演奏されているのか」は書いていませんでした。ソリストが居ない状況での伴奏練習では、あれこれと考えながらコードを弾いています。そこのところを解説していきます。
目次
脱バッキング初心者!
バッキング
- 初心者は譜面に書いてあるコードをとりあえず数パターンで弾ける
- 中級者は譜面に書いてあるコードを沢山のパターン、色々なスタイルで弾ける
- 上級者は状況(メンバーの演奏)に合わせて、様々な伴奏を提供できる
バッキングが分からない
レッスンでも、「伴奏をどうしたら良いのか分かりません」という方は非常に多いです。そんな風におっしゃる方の9割は「伴奏」をあまり聴いていないことが多いです。そりゃ音楽を聴いたらメロディやソロが真っ先に聴こえて来ますから当然のことではあるのですが、伴奏にだって色々なスタイルがあります。まずは聴いて、「どんなリズムだろう?」「何音ぐらい弾いているんだろう?」「どんな音遣いだろう?」などと考えながら、この伴奏がカッコイイ!と思えるプレイヤーを探しましょう。なんとなくジャズが弾きたい!と思ってやるよりも、「この人みたいに弾いてみたい」と思ってやっている方のほうが飲み込みが早いです。
今回は和音の解説のみ、リズムは別問題
短い動画(といっても20分はあります)で、和音からリズム、思考まで全てを解説することは不可能ですので、今回はリズムや展開のお話は省いて、「Rootレス(ベースレス)」コードの仕組みに絞って解説しています。ルートを省くことによって、自由な演奏を目指しましょう。