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ワンポイント・レッスン#91〜#100

無料ワンポイントレッスン#91〜#100

ホームページを最初に作った時(2003年)に書いていた「全175回の無料ワンポイントレッスン」です。古い記事のため、読みやすく配慮していない文字情報ですが、リニューアルで削除せずに残すことにしました。

目次

第91回:ドラムを聴こう

俺はギタリストだ!
分かってますって(^^)
でも、今回は前回(90回)に引き続きドラムを聴いてみましょうよ。
音楽にリズムって大事ですからね。
ドラマーが何をやっているか?
正直私もよく知りません。
でも、だから知りたいし沢山聴きたいし、
ドラマーの心の中を読みたいんです。

オブリガードを入れるにしろ、ソロを取るにしろ
彼ら(彼女ら)は必ずどこかでリズムを感じています。
昔、必死になったのは
「ジャック・デジョネットのドラムソロの中から4ビートを見つけ出せ!」
というもの。
自由奔放に叩くジャックの演奏によくロスト(見失う)しました。
色々な海外ミュージシャンと演奏しましたが、
どんな人でもリズムをロストすることがあります。
ただ、戻ってくるのも早いんですよ。
ドラムを聴くことは自分のリズム感を鍛えることにもなりますし、
リズミックなアイデアを得ることにもなります。
以前にも書きましたが、
ギタリストは本当に自分勝手で孤独な世界に浸ってしまい易いです。
そして、それは音楽を聴く際も同様に
ギターの音ばかりを追ってしまいます。
ドラムだけに限らず色んな楽器を是非聴いてみてください。

第92回:使い込んだ物達①

このワンポイントを読み返していたら
誤字脱字の多さと共に気付いたことがありました(^^)
それは市販の教材の悪い部分ばかりを書き過ぎていたこと!
失礼いたしました。
当然、気に入って使い込んだ教材は色々とあります。

まず一番は何と言っても
JAMEY AEBERSOLDの膨大なマイナスワン教材です。
その音源の良さと質の高さから、かなり前から使用しております。
ある音が和音上でどんな響きがするか?
ある程度はギターで確認出来ますが意外と大変な場合が多いんです。
そんな時は実践的にマイナスワンを流し、
その音がどんな色を持っているか演奏しながら確かめています。
この教材はleftとrightチャンネルに
ピアノとベース&ドラムが分けてあるので非常に便利。
また伴奏テープだけを聴いてみるのも
非常に勉強になりますよ。
10曲ほどの教材と最良の伴奏テープを
2,3千円で購入できます。他には、
JOE PASS SOLO GUITAR
以前にも書きましたがやはりコレは使い込みました。
説明なんていりません。ただ弾きたいんです。
これを弾くことでジャズらしいライン、
ジャズらしいハーモニーを学べますし
ジャズ独特の指使いにも慣れる事が出来ます。
最高なのはどこから弾いても楽しい!
ということです。
初心者にはそこが一番大事です。
このソロ譜を弾き続けることで
ジャズの伝統を受け継ぐことが出来る気がします。

第93回:使い込んだ物達②

私もきっと皆様がそうであるように
沢山の教則本を買っては売ってきました。
その中でも未だに手元に残り、たまに使用しているものの中に
「PATTERNS FOR JAZZ」という教材があります。
この教材を購入直後はほとんど使用した記憶がありません。
しかし事故でギターが弾けなくなった後のリハビリで、
私はこの教材を頻繁に使用しました。
教本は洋書でいわゆるパターン集なのですが、
非常に有効的なパターンが多く楽しめました。
著者は・・・・4人!
Jerry Coker、Jimmy Casale、Gary Campbell、Jerry Greeneです。
多くの方は上記の名前すら知らないことと思います。
Jamey Aebersoldを筆頭にして、
海外には沢山の素晴らしいジャズ教育者と言える方達がいます。
(日本にもいることを願いますが)
良いミュージシャンが良い指導者とは限りませんが
彼らは音楽の研究家です。
私はそういった方の書く教本が大好きです。
彼らの教本には「諦め」がないから。
自分の記したものが十分なモノではないことを知っていますし
(現時点では最高峰でも)
それでも知る内容全てを伝えようとしているのが分かります。
人に知識を与えることが自分に対して理解を深めることだと
知っているからに違いありません。

そして常に音楽界の新しい発展を目指しています。
それはつまり自分が発見するだけでは
新しい発展へと繋がらないことも知っているからでしょう。

第94回:使い込んだ物達③

では、ここ1年の間に使い込まれている
現在進行形の素敵な教本をご紹介いたします。
洋書ばかりですが・・・・
A CHROMATIC APPROACH TO JAZZ HARMONY AND MELODY
よく知られているデイブ・リーブマンのクロマチシズムです。
単音のラインの発展の方法やハーモニーの特徴を勉強するのに
豊富なアイデアを吸収することが出来ました。
ただ、難しい・・・・誰か翻訳してくれないかなぁ。
それでも難しいと思うけれど。
ADVANCING GUITARIST
ギタリストはやはりコレでしょう!
バークリーの教授ミック・グッドリッグによる教本。
全てがギタリストのためにギタリストが書いたものなので
譜例はそのまま使用可。
英文よりも楽譜が多い点も好きですね。沢山勉強になります。
MODAL JAZZ COMPOSITION&HARMONY
現時点で最高峰のハーモニーを持っていると思われるロン・ミラーの教本。
正直、理解するのに数ヶ月、実践できるまでに数年はかかると思います。
しかし、ここに書かれていることは
ジャズ・ハーモニーの未来ではないでしょうか?
近い将来、この内容がミュージシャンに普及すると思われます。
私がギター・デュオが好きなのはココに原因があるかも知れません。
というのもギター1本ではこの教本の内容についていけない為、
キーボードかギターが2台必要です。

第95回:チョーキングはRockのテクニック?

チョーキングってカッコ良いですよね(^^
私的にはジャズを演奏するようになってから
一番衰退してしまったテクニックですが、
チョーキングはかなり魅力的です。
フルアコだとチョーキングは意外と厳しいですが・・・
初心者の方へチョーキングとは
弦を押し上げたり下げたりすることで音程を上げるテクニックです。

親指を支点にして手首を回すように
一気に出したい音まで引き上げます。
チョーキングにはクォーター・チョーキング(半音の半分くらい)
半音チョーキング(1フレット分高く)
1音チョーキング(2フレット分高く)
更には1音半、2音まで上げる人もいるでしょう。
狙った音へ正確に上げられるように何度も何度も意識して弾きましょう。
近年のジャズではチョーキングやアームを
どんどん使用するべきだと思います。
ジャズだから使ってはいけない!
とは思わないようにして下さい。
偏見です!
また時には弦(6弦or1弦)を指板から外してしまうのも面白いですね。
急激なチョーキングになります。

第96回:タップしてみよう!

タップ!することは
歌うことと同じくらい重要なことです。
楽器を持たなくても出来る音楽の演奏方法の1つですね。
ここでは指板上の音をタップすることをお話します。
タップが上手なギタリストと言えば
タック・アンドレス!
彼は多くの音を左手のタップのみで音を出してしまうようです。
他にはスタンリー・ジョーダン。
大道芸を見ているかのようなタッピングです。
また力の入れ具合で強力な爆裂音が得られるのも
タップならではと言えるでしょう。
タップはハンマリングの延長にある技術だと思いますが
一番重要なのはミュートです。
必要のない開放弦がならないように
余っている指や右手の腹でミュートしましょう。

ハービー・ハンコックのニュー・スタンダーズ・バンドで
ジョンスコは右手でタッピングしてましたよ!!
よく見るタッピング奏法ですね。
ここで私が言いたいのは第95回と同じです。
ジャズだからタッピングをしないというのは
間違っていると思います。

また見た目もカッコ良いですからね!
どんなに真剣にやっていてもその程度の遊び心は持っていたいものです。
タッピングの即興演奏も音を選んで弾くことには違いありません。
とても広い視野が必要になります。
まず最初に左手はペンタトニックを弾きましょう!
右手はその1オクターブ上のペンタトニックを
タップするようにして練習するのが良いでしょう。

右手の人差し指~小指まで全てを使用する
8フィンガー(エイトフィンガー)なるテクニックも
昔かなり練習した記憶があります。
しかし、私にはその使用頻度の低さから衰退した技術です。
またしばらくしたらちょっと練習してみようかな・・・。

第97回:アボイド・ノート

アボイド・ノートとは
その和音に対して不協和を作ってしまう音であり
強調して使用することは控えなければなりません。
しかし!だからと言って、
演奏に全然取り入れない人が多過ぎです。
色々なジャズ学習者をみてきましたが・・・
ちょっと面白いことに気付きました。
それは
①アボイドノートの使用を控えなければならないことを知ると
全く使わなくなる人←50%
②アボイドを知らない時に
アボイドノートを強調してしまう人←90%
③強調してしまった時、
不協和に感じていない人←プライスレス!
・・・失礼。
上記②&③にあるようにアボイドノートは実は身近な存在なんです。
また、アボイドノートこそが
その音階の唯一無二の特徴音となっている場合が多くあります。
なので強調せずにどんどん使用することをオススメします。
このことはモード奏法おいても同様です。
初めてマイルスのSO WHAT/KIND OF BLUEを聴いた時は衝撃的でした!
マイルスをコピーした時
その完璧にコントロールされた音の出すタイミングと
同時に特徴音の使用方法はかなり参考になりました。

第98回:IonianとLydian

○M7とコードが書かれてあった場合の
スケールの選択は意外と曖昧なものです。
当然、ⅠM7(トニック)はIonianですし、
ⅣM7(サブドミナント)はLydianですが、
その他の○M7はどうなんでしょう?
リディアン・クロマチック・コンセプトという理論がありますが、
実際の演奏でLydian Scaleを弾くことは多くあります。
スケールの適用方法としては
4度音と#4度音がキーと合っている方を選びます。
つまりCM7がFのキーに出てきた場合、
4度音<F>と#4度音<F#>
キーと合っているのは4度音<F>なので
このCM7にはIonian Scaleを適用します。
同様にもしDのキーで出てきたら
#4度音<F#>がキーと一致するのでLydian Scaleを適用します。

実際の演奏では○M7に進んだ際、
#4度音を小節の頭に持ってきてから
コードトーンに解決させることがよくあります。
これは、一時的なトニックのディミニッシュ化
と捕らえるのが一般的ですが
私はこれもリディアンの用法の1つとして認識しています。

第99回:指をあたためる

冬の寒い時期にクラブへ到着すると
まだ営業前で暖房を入れたばかりの時があります。
かじかんだ指では普段の半分の実力も出せません。
どのように指を温めるか?
・・・それは演奏前に非常に重要です。
以前ジムホールが「指を温めるにはぬるま湯がいいんだ」
語っているのを読んだ(聞いた?)気がします。
確かにぬるま湯に少しの間つけるだけで
信じられないぐらい良い状態になります。
しかもあっという間に。
しかし、一体どこでぬるま湯に手をつけることが出来るのでしょう?
自宅ならともかく、仕事先では出来ませんよね。
この問題を私はカナダのミュージシャンにぶつけました。
だってあちらではマイナス40や50度になるのですからね。
しかし多くのミュージシャンは一言
「手をすり合わせる」と・・・。
あちらの人は東洋人より体温が1度程高いのであまり気にしてないのかな?
と思いながら見ていると
ポケットに手を突っ込んでいる人が多かったんです^^
正直これが最適なのかも知れません。
脇の下に手を入れるのは見た目がよくありませんし長時間は無理。
温かい飲み物カップを持ったとしても、
熱いもので温めると人間の身体って意外と早く冷めるものですね。
お風呂と同じで少し温かい物(所?)で
ゆっくりと温めるのが一番なようです。

第100回:緊張をとく

ワンポイントレッスンも100回を迎えました。
勝手気ままに書いていますが今後とも宜しくお願い致します。
さて、「今回は緊張をとく」ということ。
実は私も結構緊張しやすい方です^^
しかしステージにたって演奏が始まれば
緊張はしていません。
まぁ、ようは集中力の問題です。
「自分は上手く弾けない」という心の声より
「周りの音をよく聴いて音楽を楽しみたい!」

という気持ちを強く持つこと。
音楽に意識を集中させることで緊張しなくなります。
とは言っても緊張はします。
ある程度の緊張感は多いに歓迎してあげてください。
それでも緊張する!
・・・・・しつこいですね~^^(嘘々)
緊張は誰しもすることですからね。
いくつか対処方法を書いてみます。
①マインドコントロール
「今から自分は人気者なんだ」
「スーパースターなんだ」「最高の演奏が出来るんだ」
といったポジティブな気持ちを強く持ちましょう。
②緩和法
指も歯も身体全体に力をいれます。
特にケツの穴はキュッとしめましょう(笑)失礼・・・。
しばらく力をいれたらゆっくりと少しずつ力を弱めていきます。
どうですか?少しはリラックスできましたか?
③ツボ
左手の薬指の付け根あたりに緊張をとくツボがあるそうです。
左手の手の平を自分に向けて、
右手で薬指をにぎったり離したり・・・
そうツボを軽快に刺激するように握ったり離したり、
しばらく続けてみましょう。
お客さんをお客さんと思わないのも結構^^
自分なりのリラックス方法をみつけましょう。

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