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ジャズギター教本を買うなら音源が良いものを選ぶべき!


先日、立て続けに「ジャズギター教本」についての質問を受けたので、教本について思うことを書いてみたいと思います。私が学生だった頃は大きな楽器店へ行っても「ジャズギターの教本」なんて少ししかなかったので、選ぶまでもなく購入しました。田舎に住んでいた頃は「ジャズギター」の本もあまり見かけませんでした。上京してからは渋谷のヤマハは珍しい海外教本を多数揃えていたので、よく通った記憶があります。

目次

どれも正しい!


教本を読んでいても「それは違うやろ!」なんて思うことは少なくて、ほとんどは正しいと思います。ただ、生徒さんのレベルは様々ですから、「これじゃ説明が足りないから理解出来ない人も出てくるだろうな」とか、「おー!これは面白い解説の仕方だな!」なんて思いながら読むことが多くなりました。これが実際のレッスンだと生徒さんの目を見ることが出来るから、「あっ!この説明だとピンと来ていないな」と感じると、少し違った方向から説明をしたりして、その対処方法は指導歴が長くなればなるほど、沢山の引き出しが出来上がってきました。結果、ジャズをある程度1人で学んで行けるまで習得出来る方が増えました。

音源が良い教本にはお世話になった


私自身が学生時代、特に習い始めの頃は音源が素敵な教本はとても勉強になった記憶があります。最近はCD付き、DVD付きは当たり前ですけどね。読んで分からなくても、よく聴いてましたからねー。だから教本よりもVHSビデオの教則を食い入るように見ていました。小難しい文章だけの教本が役に立つようになってきたのは、ジャズを学ぶ方法が分かってきてからでした。だから「なんちゃって系」の教本の類は大嫌いでしたが、「ジャズギターに興味を持って、ちょっと手を出してみようかな!」って方が増えるのは良い事だなとこの頃は思えるようになりました。「こんなのは上っ面だけ!
」と批判するのは簡単な事ですけど、難しいジャズの手法を誰にでも分かる言葉で柔らかく説明するのって本当に大変ですから。

布川さんのVHS教則の方をよくみましたが、これも勉強になりました!以前は何冊かあった気がします。


Joe Passの肉声が聴けたのは嬉しかったなぁ


当時、付属音源がカッコよくてよく聴きました


でも本当は教本より、よく聴いてほしい!


生徒さん達にお伝えするのは、「上達したいなら教本に頼らずに、もっともっとよく聴いてほしい」ということ!少しでも情報が欲しいから私も教本を沢山買ってきましたけど、今だから言えることは・・・・

教本<ビデオ<ライブ観戦<レッスン<セッション(自身参加)<耳コピ

の順で多くのものが得られると言う事。だんだん、実行するのが険しい道になっていきますよね?でも、耳コピはお金かからないんですよ!セッション参加だって安いものです。勇気が要りますけどね。

教本

教本はすぐに購入出来ますし「なるほど!」とは思いますが、理解出来なかったことも多かったかな。ネット情報過多の昨今、オンラインビデオレッスンが普及してきているので時代遅れな気がします。このサイトのようなジャズギター情報もありふれていますしね。

教則ビデオ

ビデオは指の動きを見ているだけでも参考になります。どうやったら同じようになるのか?何度も見て模倣をするということをよくしました。ジャズでは大切なことです。最近ではNewYorkの第一線で活躍しているアーティストのレッスンビデオが購入出来るなんて良い時代になりましたよね。最先端の内容は私自身とても参考になりますが、もっと簡単な内容のビデオがもっとあると良いですよね?ということで、今年はそんな映像を空き時間に制作しています。

ライブ

ライブの音圧は家で弾くのとは全然違いますよ。またCDと比べても全く違うサウンド!その耳の記憶。アーティストと同じ空間を共有出来る時間は格別です。驚くことに、ジャズを習っているのに、ジャズを聴きに行かない方が結構います。もっと足を運んでみてください。楽しいですよ!そしてミュージシャンに潤いを!(笑)

レッスン

レッスンを受講して、ある程度のレベルまで導いてもらえました。演奏方法、思考、聴き方、練習方法、生き様(笑)など、全てに影響を受けました。質問に対する的確な答えがもらえましたし、何よりも師匠の演奏を目の前で見るだけでも勉強になりました。自分の音と全然違うんです!「プロって凄い」って思って、「なんとか近付きたい!」と師匠の演奏の真似を一杯しました。

セッション

でも、実際は自分が参加したセッションで学んだことが多かったです。初対面でいきなり演奏なんて最初は心臓バクバクでした。ギターを持って家を出て、お店の前に着いた途端、怖くなって帰ったことは1度や2度ではありません(その時の後悔ときたら・・・・半端ない)でも、勇気を振り絞って参加したら、知らない決め事が多かったり、レパートリーが無さすぎて参加出来なかったり、ロストしまくって悔しい思いをしたり・・・。「次こそ、ロストしないぞ!」とか「イントロ・エンディングをスムーズに出来るようにしよう」などなど様々な課題に取り組むことができました。

耳コピ

一番良かったのは、耳コピですね。めっちゃ時間かかりますよ。でも、よく聴くことにも繋がります。譜面に書くことで読譜力も身に付きました。一緒に弾けるようにするとジャズ的なリズムを理解出来ました。アーティストからアーティストへと受け継がれるジャズの伝統、樹形図が分かるようになりました。分析を習慣化することで、基礎の理解力が高まり、常に練習する課題がありました。

結論


ということで、教本はレベルの違う不特定多数を対象にしているものなので、頼り過ぎないように息抜き程度にしてくださいねーと生徒さんには説明させていただきました。音楽は耳の芸術ですから、沢山聴いてくださいね!

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