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現代風のジャズ・フレーズ紹介

Contemporary Jazz Guitar Etude

最近、InstagramにコツコツとあげているEtudeをまとめた動画を作りました。枯葉の最初の8小節に始まり、今回はGreen Dolphin Streetの最初の8小節「E♭M7〜G♭M7〜F7〜E7〜E♭M7」の現代風のジャズラインです。実はこれは全て自分のために作ったものです。過程を少しご紹介します。

目次

採譜をしよう!


採譜・・・耳コピですね。これは本当に大切です。最短で上達したいなら「耳コピ」です!ってよく教えています。レッスンをしていても上達ペースが早い生徒は必ず耳コピしています。私自身は、昔は暇さえあれば耳コピしていましたし、学生時代はとことんビバップ。プロになってからも、採譜習慣はずっと続いていました。New Yorkのアーティストを聴いていて、カッコイイな!と思ったら、まず耳コピしていました。最近は量が少なめです。(去年は自分のアイデアに没頭したくて、意識的に採譜していませんでした)

耳コピ支援ソフト

student
大事なのはわかるんですが、耳コピって時間かかりますよね。。。

はい、最初はとても時間がかかりますよ。それでも、やった方が良いと思います。耳コピをする価値は絶対にあります。実は私は去年(2018年)の年末まで、CDから直接耳コピをしていました。いちいちパソコンに取り込んで、速度を落とす手間が勿体無いと思っていました。それがですねー・・・・


昨年末、生徒さんや講師仲間に教えてもらった「耳コピ支援ソフト」を初めて使ってみたんです。すると、これが「めっちゃ楽なんですよ!!」これには、とても感動しました。「みんな、こんなの使ってたの!?ズルい!」って思ったほどです。(自分が手を出さなかっただけなんですけど。。。)テンポを落とせば超絶に速いフレーズも採れちゃう!・・・ただ、私はリアルタイムで採譜する癖がついているので、聴き取り辛い箇所のみ速度を落とすようにしています。YouTubeだって再生速度を変換出来ますからね。ソフトも色々試してみると良いと思いますよ。

分析をしよう


これが何より大事ですね。分析して、どんなアイデアで弾いているのかを考えていきます。分からない時は、ポジションを変えてみると、気付けなかったアイデアが見えてくる時もあります。

分析力があれば一人で練習していける

私のジャズ・レッスンは「分析力の向上」をとても大切にしています。同じ譜面を渡しても、沢山のアイデアを取り出せる方もいれば、全く取り出せない方もいます。譜面から何を得られるか?は全て自分次第なのです。レッスンでは、年単位で「ミュージシャンの思考回路」を生徒へ伝えていきます。そして、大切な事は「アイデアを言語化する」ということ。整理・応用がしやすくなりますし、永く心に留めて置くことが出来るのがメリットですね。分析する力が身に付けば、卒業しても一人で練習していくことができます。

アウトプット


ここが一番、時間がかかります。とにかく自分の演奏に取り入れるために数ヶ月から1年間、アイデアを意識し続けます。練習内容は1つだけじゃないので、複数のアイデアを並行して練習しています。昔はそんなに長期間意識をしなくても取り入れることが出来ていたのですが。。。。近頃は練習量が少ないからか、昔よりやっている事が難しくなっているからか(もしくは老いたか・・・)1、2ヶ月練習したところで、大きくは変わりません。なので、アイデアを即興で練習するだけではなく、フレーズをどんどん作ります。そのアイデアを使用した現時点での最高峰のフレーズを自分から絞り出すことを続けます。

教えることで更に学べるけれど

セオリストにはなりたくない


アイデアが自分の中に入ってきたら、上級の生徒に少しずつ説明を始めます。人に説明することで自分自身がより深く理解出来るようになるのですが、人に説明することが、音楽を勉強する目的ではないので、自分自身ある程度納得出来てからにしています。(上級生は最先端のアイデアをいち早く学べますよー)

今回、動画にしたエチュードを書き上げたのは3年前(2016年)ですが、ようやく自分の中でアイデアの引き出しがスムーズに開くようになり、また指も追いついてきました。どんなに完璧に耳コピ出来ても、どんなに良い分析が出来ても、実演出来ないものは、説得力に欠けますから。分かる人には分かってしまいますし、生徒に説明する時も、「そのアイデアを使うとどんな感じになりますか?」という質問に応えられるな演奏をしたいと思います。


ということで、「現代風のジャズフレーズ」をお楽しみください。細かい解説はまた機会に。

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