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コルトレーン・チェンジ #1

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ポイント

数回に分けて、コルトレーン・チェンジ(コルトレーン・マトリックスとも呼びます)について説明をしていきます。コルトレーン・チェンジとは ジョン・コルトレーンによって提唱されたコード進行のサイクルで、代表作は「Giant Steps」です。(それまでも存在したかも知れませんが、これほど大胆に使用したのはGiant Stepsが初めてです。)この進行の登場により、機能的なコード進行の展開は1つの完成形となったように思います。その先は「非機能的な和声の展開」へと繋がっていきます。

長3度サイクル


これを覚えよう!

さて、コルトレーン・チェンジを学ぶには、まず長3度の音のサイクルを学ぶ必要があります。下記の図をご覧ください。

Cから長3度上はE
Eから長3度上はG#(A♭)
A♭から長3度上はC

長3度を3つ重ねると同じ音へと戻ってきます。この図のように、4種類の長3度サイクルが出来上がります。

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それぞれのコードに対してドミナントモーションする7thコードを配置していきましょう。


ポイント

コルトレーン・チェンジとは、この長3度のサイクルを「右回り」つまりは、長3度下降する進行の事です。

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Giant Steps


名曲(・・・と呼べるかどうかは分かりませんが)革新的だった楽曲「GIANT STEPS」では、4種類の長3度サイクルのうち、E♭音からスタートするサイクルを使用します。

出だしの8小節

ポイント

コルトレーンはこの長3度下降サイクルをB Keyから3小節進みます。2段目はGキーから3小節進みます。
4小節目はGキーへの連結をスムーズにさせるためのツーファイブを配置しています。

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サイクルの練習


ポイント

コルトレーン・チェンジは理解出来ましたか?一旦コルトレーンチェンジのお話は終了にして、サイクルをトレーニングしましょう。ここから先は、赤字の部分を音読してください。ただ読むだけではなく、意味が理解できるように、私はコード進行を言葉で説明して記憶しています。

準備段階(IIm7)を持たない長3度上行サイクル

音読しましょう!

長3度上行サイクルは、半音下の7thコードへ進みドミナントモーションする。

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準備段階(IIm7)を持たない長3度下行サイクル

コルトレーン・チェンジがコレ!!


音読しましょう!

長3度下行サイクルは、短3度上の7thコードへ進みドミナントモーションする。

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準備段階(IIm7)を持つ長3度上行サイクル

音読しましょう!

長3度上行サイクルは、増4度上下のマイナー7thコードへ進みツーファイブワン進行する。

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準備段階(IIm7)を持つ長3度下行サイクル

音読しましょう!

長3度下行サイクルは、全音下のマイナー7thコードへ進み、ツーファイブワン進行する。

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参照楽曲:Have You Met Miss Jonesのサビ


コルトレーン・チェンジをマスターする為に、アドリブの練習をする前にこれらのコード・プログレッション・サイクルの練習を徹底的にやっておくと楽になりますよ!

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