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カナダ放浪記#16 〜3人暮らし〜

2002年の春から秋にかけてボクはCANADAのトロントへ行ってきました。
それはスリルと興奮の連続の冒険をしているようでした。
ここでは、そんなカナダの旅を少しずつ書いていこうと思います。
目次

3人暮らし

引越し当日は雨(雨男健在)・・・歩いても十分行ける距離だったんですが、3人居るし荷物も大量にあるのでタクシーで行きました。ボク達が済む場所はインディアン街・・・周りを見回せば、黒い肌のこゆい人ばかり・・・女性は頭まで布を覆っています。「こえぇ」沢山の人種が集まるトロントならではの光景でしょうが、ここはトロントに思えません。確か・・名前は「セントジェームスタウン」だったように思います。ヤングストリートからウェズリーストリートを東に行くとある場所です。 まぁ、恐いことは恐いけれど沢山人がいるので賑やかで1Fがスーパーになっているので昼間はかなりの人がいます。結構安心しました。

ボクとリーとタカは早速荷物を入れることに・・・なんと入り口がオートロックではありませんか!問題発生!安全が約束された?いえいえ・・実はカギが1本しか無かったんです。まぁ、3人いるからインターホンで開けてもらえばいいよ。という事でリーが鍵を持つことに決定しました。中に入ると、その巨大なマンションにビックリしました。一体何部屋あるんでしょう?2Fのなが~い廊下を歩いていった場所にボク達の部屋はありました。

リーが契約したのは、15畳はあるかと思えるワンルーム・・・・のみ。勿論バス・トイレ付きで、キッチンには電気コンロ(こっちの電気コンロは使えます)に冷蔵庫。そして部屋の半分はある巨大なバルコニー!!2階だからあり得る広さ!この広さに3人は浮かれながら、必需品をまず用意しないといけないなと買い物に出かけました。行き先?勿論$1ショップです。この部屋を1ヶ月2万強!タカが居る間はもっと安い値段で借りられるんですから、ボクの滞在可能時間は飛躍的に伸びましたよ!場所もすぐ歩けば駅だし、ヤングストリートまでは歩いていけます。事実、ボクはほとんどTTCは使用せずに歩きました。ギターを担いでね。パトリックの家には歩いて20分、ユースもそう。インターネットを使用するサイバーカフェには15分。ブロア・ストリートには5分もかかりません。十分な立地でした。

さて、この頃から兵役を除いて親元を離れたことのないリーの金遣いの荒さが目立ってきました。カーテンや、布団ぐらいは必要なので分かるのですが・・・大型のTVにDVDプレイヤー・・・そしてベッドをトロントに住む親類から借り、電話を引いて・・・いや、結構普通なのかも知れません。おかしいという思い出を持ちながら放浪記を書き始めましたが、おかしいのはボクの生活レベルですねー。というのも、この頃のボクはTVやましてDVDなんて要らないし、電話なんて必要ない。カーテンは欲しいけど、前にマンションがあるわけではなく、木があるので必要ないと思っていました。 朝食には2,3ドル、夕食でも5ドル程度しかかけていません。それ以上は高いと感じていたこの金銭感覚の方がおかしいですね。でもこの頃のボクはなんとしてでも長い時間トロントに滞在したかったのです。2,3ドルで何が食べられると思います?コンビニやコーヒーショップのパンなんて贅沢品です。スーパーのパンにスープの缶詰。これで十分でした。大抵、スーパーに買出しに行って、卵とベーコン、それにパンで何日も過ごしました。またリーは炊飯器を購入してきてくれたので助かりました。ボクたちにとって米は必需品です。タカはコーヒー好きなのでエスプレッソマシンを購入し、ブランケットなどを購入する程度だったのでタカの生活レベルもボクとあまり変わりないんだと感じました。

ボクはベッドだけはどうしても手に入れたかったんです。床で寝た何日かは本当に背中が痛くて痛くて3人とも悩んでいましたからね。パトリックにどこで安く手に入るか?と聞いたところ、やはりチャイナタウン・・・ということでチャイナタウンにいきましたが、どれも結構な値段するんですよ。ブランケットですら勿体無いと感じてしまって、結局ヤングストリートにあるアウトドア用品の専門店でエアーベッドを購入しました。(でも実はプール用・・・・)これが結構いいんですってば!・・・それにしてもボクは異常でした。今考えるとCDに$20以上出すのは全然おしくないのに、食事や他のもので$5を越えると高いと思ってしまうんです。

ある時、サイバーカフェの経営者ブライアンとポーリングの家でパーティーがありました。ボクは毎日のようにパトリックの家に行っていたので知りませんでしたが、その繋がりで何人かの日本人と韓国人と知り合うことが出来ました。このサイバーカフェはアジア人にはとっても親切にしてくれるので是非行ってみた方がいいですね。 本当にお世話になりました。そこで、知り合った日本人女性(名前忘れた)に聞くと、どうやら月に$1000近く仕送りを貰っているようで・・・$1000って言ったらボクが帰りの航空費のために残しているお金。ボクの手元にあるお金は$2000も無かったので、無償に悔しかったです。

さて音楽の方は、相変わらずパトリックの家にいりびたりで、もうすぐレコーディングを控えていました。そういえば、引越してからもボクとタカそしてリーは良くユースホステルに行ってました。何か長くいると結構居心地が良かったんですよ。

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