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《Lesson 25》即興演奏中の頭の中どうなってるの?ズバリ解説します!


こんにちは

Mistletoe Music School 山田です。今回のYouTube講座はセッションの時にどんな事を思ったり、考えたりしているのか?即興演奏中のギタリストの頭の中を解説します。皆さんが気になるところを細かくテロップを入れました。今回の動画は記事の最下段からどうぞ。動画の前に少しアドバイスです。

目次

自分の演奏のことばかりを考えていない!


ジャズの即興演奏はとても難しいので、それなりにアドリブが取れるようになるまで自分の演奏をしっかり聴いて練習していきます。他のことを考えている余裕はありません。だから、初心者の方はいざセッションをしても、自分の事ばかりを考えてしまいがちですね(仕方のないことですが)一緒に演奏している人達をカラオケ代わりにしてしまっていては共演者は楽しめませんよね。この状態は中級者になっても続くと思います。

自分への意識を少し下げてみる

実際の演奏では、自分への意識のパーセンテージを下げて、共演している全ての楽器の音を聴いているんです。誰かが面白い事をしたら、スーって耳がその楽器の方へ行ってはまた全体に戻ってきて、という状態です。Lage Lundが演奏中、明後日の方を見ている姿は印象的ですよね。私は絶対マネはしないのですが、1度マネしてみると良いと思います。自分のギターの指板ばかりを見ていると自分の音ばかり聴こえてくるので、Lage Lundのように遠くを眺めて。「自分のギター」から「音がなっている空間」へと意識を向けてみてください。耳の視野というか、聴覚が広がる感覚、全体の音が聴こえる瞬間に入れると思います。

セオリーよりも大切なこと


日常でもそうですよ。人間は聞こえているのに聞いてない音が沢山あります。目を閉じて、流れてくる音を聴いてみましょう。実に難しいのですが、「これは車の音だな」「冷蔵庫の音だな」とか思った瞬間に聴覚が狭くなってしまって、周りの音が聴こえてこなくなりませんか?ヨガみたいですね。だから、「このフレーズ弾こう」とか必要以上に考えてしまうと、共演者の音が聴こえなくなってしまうのです。常に一緒に音を出している方達の音を聴きましょう。演奏経験が豊富な方に習うメリットはこのようなアンサンブル的な内容です。良い演奏家が良い先生とは限りませんが、どんなに指導が上手い良い先生でも演奏経験が少ないと教えられることが限られてくるのは確かです。それだけ実体験から学ぶことの方がセオリーよりも重要なのです。

練習と本番は違う


実は、私が一番最初に撮ったジャズギター講座動画が演奏中の思考を説明したもの。2014年ですって(めっちゃ太ってた頃だ)練習のときは相手がいないので、私はいろいろな事を考えながら弾いています。でも、本番はそういう練習したものは忘れて、相手の音を聴くようにします。練習でしっかり身に付いているものが出てきます。それを実力と言います。自然な状態で出てこないものはまだまだ練習が足りないと私は思って日々練習しています。無理して演奏したら、その時はうまくハマったと感じるかも知れませんが、プレイバックを聴くと音楽的な流れが不自然であったり、リズムを犠牲にしていたり、共演者を無視していて、合図に気付けていなかったり。だから練習は技巧に意識いきまくりの演奏、本番は全体的なバランスを意識した演奏になります。

今回の講座

それでは今回の講座もお楽しみ下さいね。

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