無料ワンポイントレッスン#161〜#175
ホームページを最初に作った時(2003年)に書いていた「全175回の無料ワンポイントレッスン」です。古い記事のため、読みやすく配慮していない文字情報ですが、リニューアルで削除せずに残すことにしました。
第161回:創作は即興の基
アドリブの勉強もして、コードの勉強もして、
理論も勉強して・・・とジャズを学ぶことは
楽しい反面、とても大変です。
ある程度学ぶと「分かっているけど弾けない」
「考えれば分かるけれど、指が動かない」
という状態になります。
演奏というのは身体で覚えなければならないからです。
どれだけ理屈では分かっていても
指はそう簡単にはついてきてくれないものです。
自分がそうなっていると感じたら、
ソロ・ギターを作ってみて下さい。
テーマのメロディ部分だけでも構いません。
短い小節数の曲を1コーラスだけでも構いません。
凝ったモノを1つ作るより、簡単なモノを3つ作りましょう。
例えば、6弦から(×-×-7-5-6-3)
こんなDm7を使いたいと思った。
これだけを押えるのは簡単だけど、
即興ではなかなか出てきません。
という悩みが、ソロギターの中で使えるよう考えることで
だんだんとDm7として繋がるようになってきます。
そして曲数が増えていくつれ、
通常のDm7(×57565)と同様に
パッと思いつき演奏することが可能になります。
また、こんなフレーズが弾きたい!と思った時も
まずはソロ・ギターに入れてしまいましょう。
次第にそれが即興に結びついていきます。
「即興演奏は作曲と似ている」と
喩える方がいらっしゃいます。
厳密には違う箇所の方が多いのかも知れません。
しかし、これらを「脳で閃いたアイデアを
音として出すという行為」とすれば、
どちも同じではないでしょうか?
曲作りが即興演奏に与える影響は、
かなりのものだと思います。
自分の持つ、好みや行きたい方向が
作曲することで、よりハッキリとしてきます。
また、即興の練習だけでは得ることが出来ない、
予想も出来ない動きや流れ、静寂など、
偶然の産物がそこにあると思います。
これで私はソロの手法を沢山学びました。
特にジャズの醍醐味、代理コードとはなんたるかを! ブルースをCD付きで説明しながら弾いていて
基本から段々と高度に発展させていくさまが
書いてあり、かなり分かり易かったのを覚えています。
オススメです。
第162回:新曲に取り組む際に
どこかで書いたと思いますが、
私はジャズを始めた頃、
良い伴奏者になりたかった、根暗な男です(笑)
・・・・いやいや、あなたはそう思いますか?
私は伴奏者はとても素敵だと思いますよ。
ソリストを引き立てることも出来れば、
大いに邪魔することも出来ます(笑)
その為、新しい曲をまずじぃ~~~と見たあと、
一番練習するのは伴奏でした。
勿論メロも練習しますよ^^
その時の意識したことは色々ありますがこんな感じです。
まずルールはインテンポの無伴奏ということ。
①途中で止まってしまったら最初から。
②誰かがソロを取っているのをイメージする。
③ソリストをゆったりとさせるイメージで。
④ソリストをあおるイメージで(笑)
⑤1つのコードでも押え方を2種以上使う。
⑥伴奏だけでもソロとして成立させる。
⑦ポリリズムを導入させる。
和音をどう弾いたら、どう感じるか?
というのをしっかりと理解する必要があります。
また、そう思いながら音楽を聴くと
きっと新たな発見があるでしょう。
伴奏の名手はやはりジムホールが一番ですが、
一風変わった名手ビルフリゼールをご紹介しましょう。
リーダー作は独自の世界をいってますので
マーク・ジョンソンのセカンドサイト
ジョンスコに絡みつく不思議なギターを聴いたら
伴奏ってこうじゃなくちゃ!と思うはず!
第163回:リズムを読む
10年程前ですが、
リズムトレーニングのレッスンを受けていた際に
「君に足りないのは、リズムを頭で理解していないことだ!」
と言われました。
当時、私は「こんな感じかな??」と
聴いたものを耳で覚えてレッスンを受けてました。
譜面?そんなもの見ても分からなかったから知りません。
とにかく、それでも叩けれ良いと思っていました。
しかしある時、私は聴き間違えてしまい
全く別物の難しいリズムを叩いていたようです。
当時の私にはそれがどんなリズムだったのかなんて知りません。
先生が言っていたのは、
「君のは2拍3連の1拍を
4分音符とした時の~音符と~音符を叩いている」
と、私は難しいリズムを叩いている自覚なんてまるでなし。
言っている意味すら分かりませんでした。
その後、最初に書いたことを言われたのですが、
これが自分にとっては目から鱗!
色んなリズムを見てすぐ弾けるようになる事は、
ソロを弾くのに理論を勉強することに
良く似ているなぁと思いました。
別に出来なくても良いけれど、
出来たら読譜は楽になるし、
ソロ&伴奏を膨らませるアイデアにもなる。
結構タメになりますよ。
タップする練習というのはリズムトレーニングの基本ですね。
第164回:初心者も即興をしている
「自分は知っているフレーズばかり弾いている。」
そう感じている方はきっと沢山いると思います。
どうやったら自由にカッコ良いフレーズを
生み出すことが出来るのか?
重要なのはどこで即興をしているかを知ることです。
私もジャズを学び初めて数ヶ月経過した生徒様へは
フレーズをどんどんソロの中に入れるようにとお話します。
まぁ生徒様の中には
コレが重要だと思われていない方もいらっしゃいます。
残念なことに約7割以上の方が!
最初はフレーズをソロに入れることにより、
フレーズ~即興~フレーズ~即興~
というラインを意識して作り出します。
と、ここまでは大半の方は出来るのですが、
フレーズを弾くのが楽しいばっかりに
即興部分がかなり適当になってしまう方orまったく進歩がない方が
結構いらっしゃいます。私の教室では8割以上の方が!
次第にフレーズを増やしていくのではありません。
次第にフレーズを減らしていきましょう。
4小節に1回フレーズを入れて、そこから先は次の4小節の頭まで
なんとかうまく繋げフレーズを弾く。
その作業をひたすら繰り返しましょう。
勿論、新しいリックはどんどん覚えるのは続けながらです!
間をあけることで、次のターゲットが出来る。
そこが非常に重要なんです。
次第にその間をどう弾くか?心に鳴るようになるでしょう。
第165回:音を掴む
ジャズの中には沢山の会話がなされています。
JAZZ研に所属している生徒様と一般の生徒様、
両者の大きく違う場所が、この部分です。
一人で練習を続けていると、
相手の音に対する反応が出来ないのはおろか、
相手の音をキャッチすることすら難しく感じられます。
ギタリスト同士であれば指を見ていれば、
「なんとなくこんな感じかな?」と弾けるけれど、
会話の相手が管楽器になると何を弾いているか分からない・・・
これでは困ってしまいます。
見えない音を少しでも取る練習をしましょう。
私は、友達とよく電話でセッションをしてました。
これが今、とても役にたっていると思います。
サックスであれ、ピアノであれ
「大体こんな感じのライン」を弾いているんだなぁと
ギターの指板上に見えるんです。
勿論、絶対音はないので正確には分かりませんが・・・
この方法は首が痛くなるので、あまりオススメは出来ませんが、
CDを聴きながら、即座に真似をする練習をしてみましょう。
コツは唄うこと!です。
すると、音型というものがサウンドと一緒に記憶できます。
簡単なものはベースのⅡーⅤのラインとか2,3音の決まった音型。
高度なものであれば、その音がコードに対する何度の音なのか?
そのカラーまで記憶されます。
「ある昔の曲を聴くと、この曲を聴いていた時の思い出が浮かぶ。」
そういった経験、きっと多くの方はお持ちだと思います。
他には「番号通知のない電話だったけど、声ですぐわかった」
このような事と同じで、絶対音は分からなくても、
集まった音同士の感覚で音型を聴き分けられるようになってきます。
コツコツ続けてみてはいかがでしょう?
第166回:徹底的に
今回はオススメの教本を書くのにUPしました。
ジェリー・バーガンジィ著でATNからでている
インサイドインプロヴィゼイションシリーズ。
私は今Vol.4をやっていますが、
とにかく徹底的に分析&研究されていて好感触。
チャプタ-ごとに分けられていて、
その1つ1つが非常に難しい。だから面白い!!
色々なサイトを見ているとなかには
練習はあまりするな!とか、スケール練習はするな!とか
書いてあるサイトもありますが・・・。
まぁ、それも音楽を楽しめるようになる為の
1つの方法かも知れませんが(汗)
どうせやるなら、あらゆる可能性を考えて徹底的にやりたいものです。
知人の師である某有名ミュージシャンは、
この教本を1日8時間練習して、今ではバリバリ演奏しているそうですよ。
既に名の知れた大御所ですが、8時間!・・・・見習わなければ!
第167回:ジャズ習得に必要なこと
2年振りの更新です。
ジャズを習得されようと頑張っている沢山の方々に出会いました。
高校生から定年後の楽しみにされている方まで、
レッスンでは、ジャズで重要な内容を中心に
どう考えて何を弾いていくかを練習していきます。
しかし、ある時点を境に、
生徒によって大きな差が出てきます。
初期の段階で必要なことは2つあります。
1つ目は、コードトーンやスケールの勉強をすること。
ジャズの勉強を野球に置き換えましょう。
試合慣ればかりして、素振りやキャッチボールが全く出来ない選手
そんな選手になりたいでしょうか?
ジャズにおけるコードトーンや、スケールの練習は
素振りやキャッチボールと同じ。
ジャズの勉強を始めて2~3年の間で
スケール練習をしていないのであれば、
考えを改めるべきでしょう。
2つ目は、TAB譜でも構わないのでフレーズを沢山練習すること
正しい音は弾けているのに、ジャズらしくならない。
弾く音はわかっているけれど、ジャズらしくならないのは
完全にフレーズ練習不足です。
ジャズを沢山聴いて、沢山考える。
そしてコピーの意味をしっかりと考える。
ジャズ習得をしたいと思っても、出来ない方もいるんです。
もっと必死になる必要があるのでは?
と自分に問いかけてみてください。
第168回:語法
語法を確立することは容易ではありません。
語法について私自身思うことを今回は書きます。
まず、あなたはギターを持っていない時、
どのように会話をしますか?
最終的に即興演奏は、自身の会話と同じスタイルとなる。
と私は考えています。
勿論、”最終的に”ですから、
そこに辿りつくためには、
過去の伝統を学び、師から指導を受け、
そして、その影響を自身の中で発展させて
初めて成し遂げられることです。
会話の中で、あなたがよく考えずに、
適当になんでも相槌を打ってしまう人であれば、
あなたの演奏は、ちょっとぐらい分からなくても
弾き続けてしまうタイプになることでしょう。
よく喋る人は、音数も多いでしょうし、
優しい方は、優しいメロディを感じられることでしょう。
練習してもジャズになっていない人からは
ジャズを聴く量が絶対的に足りませんし、そう聴こえます。
やっつけで弾いていたら、そう聴こえるから怖いものです
私自身のことを書くとすれば、
昔はあまり喋る方ではありませんでした。
レッスンをするようになり、ぺらぺらと喋るようになりました(笑)
それに伴って、不思議と演奏スタイルも音数が多くなりました。
でも、本当の所は
「師の影響から抜け出せない時期」だったのでしょう。
よく考えると、今も昔もよく喋ります(苦笑)
自分を殺しても、師のスタイルを追いかけていました。
そうしたかったし、それでも良いと思っていました。
でも、それは間違いなのです。
そうすることよりも、過去自分が学んだ全ての音楽
ポップス、ロック、ハードロック、ファンク、ブルース、
自分がそれを好きだったということを、
その感覚を素直に受け止めることの方が重要なのです。
自分にとって、それらの何が好きだったのか、
それが自分の語法を見つけていくきっかけになります。
だから、なるべく誠実に生きていきたいと思いますし、
意味のない嘘で自分を固めたりしたくはないのです。
参考になるかどうか分かりませんが、
これが私の語法についての捉え方です。
第169回:ヘクサトニック
この言葉を初めて聞いたの専門学校に居た頃でした。
当時は全く意味が分からないことでしたが、
最近知った話では、ヘクサトニックという6音階は
トライアドを2つ重ねたものだそうです。
ある意味衝撃的だったのは、
私自身、今までチャレンジしてきたトライアドによる手法は
複合的ヘクサトニックスケールと言えることです。
2年以上前に書いたトライアド手法。
第144~148回を参照して下さい。
トライアドによる手法を基本に考えると
このようにアプローチが可能です。
例えば、メジャーコード上では、
I△、II△、III△、V△、
IIIm△、VIm△、VIIm△
時としてIII△+、VII△なども使用します。
これら全てを即興で演奏していきます。
Lydianなら、I△+II△とか、V△+VIIm△とか
オーグメントにはII△+III△とかV△+III△+とか。
これは伴奏を行うときにも役にたちますよ。
第170回:テトラスケール
テトラとはギリシャ語で4を意味します。
4音の音階、これはまだまだ理論としては成り立っていません。
コードトーンというのは4音です。
つまりはコードトーンと同じような
4音のグループを作って形作っていきます。
「ドミソシ」でもテトラですし、「ドレミファ」でもテトラ
そこが、この音階の難しいところです。
そこで、私は根底にあるトライアドアプローチに
1音を加えて考えることでテトラを形成しています。
例えば、CAug+b9というテトラ。
C+Db+E+G#という4音の組み合わせ。
これをC7(b9)やDbm7、ブルーノートを含んだAM7などに使用。
テトラはまだまだ存在します。研究してみてはいかがでしょう?
第171回:違いの分かる大人になろう
ジャズ・リスナーならいい!
でもプレイヤーなら違いを答えられるようになりましょう!!
と、いきなり赤文字で書いてしまいましたが、
あるプレイヤーとあるプレイヤーが似てる・・・
そんなことばかりを言う人がいます。
リスナーなら、それは別に問題ないと思いますが、
プレイヤーから言えば、
「似てるから何なの?」と思ってしまいます。
ジャズは聴覚上の芸術なんですから、
プレイヤーは昔のミュージシャンの演奏手法に
敬意を払いつつ発展させています。
だから似ているのは当たり前というか、
似ていなければおかしい話ですし、
似ている箇所を見つけるのは意味のないことです。
「このプレイヤーは、あのプレイヤーの演奏を、
こんな風に解釈して、演奏している!!」
プレイヤーなら、そう答えるべきだと思いますし、
あるプレイヤーが発展させた手法を知り、
そしてまた自分も発展させていくことが
私達、ジャズを演奏するプレイヤーではないでしょうか。
第172回:Harmonic Clice
先日、とある方から質問を受けた内容です。
ハーモニック・クリシェとは
2つの声部が同時に動くことを意味します。
エド・ビッカートやジムホールがよく行う伴奏手法の1つです。
私は伴奏する時、特に意識していませんでしたが、
このHarmonic Cliceがとても多いことに自分でビックリしました。
1)それぞれが同じ方向に動いていく
Dm7→6弦から××325×
G7→→6弦から××314×
CM7→6弦から××203×
2)反行していく
Dm7→6弦から××758×
G7→→6弦から××668×
CM7→6弦から××578×
ツーファイブワンの進行で色々試してみると
少ない動きでコード感を感じられます。
第173回:コードの鍵は3と7
ギター上のコードは本当に沢山あります。
ジャズコードをじ~~~っと見てみると、
多くのコードは低音弦に3度と7度を作っています。
(勿論、例外はあります)
3度と7度の形はギター上で3つしか存在しません。
パワーコードの形(完全5度インターバル)
これをAと呼びましょう。
斜めになる形(増4度インターバル)
これをBと呼びましょう。
同じフレットになる形(完全4度インターバル)
これをCと呼びましょう。
メジャー7コードは
3度が下になっていればA、7度が下になっていればC
7thコードは
3度が下でも、7度が下でもB
マイナー7thコードは
3度が下になっていればA、7度が下になっていればC
言葉で説明するのは非常に難しいですが・・・・
何度も何度も読み返して、
これを3、4弦だけでなく4、5弦でトライしてみてください。
この3と7の上に音を足して、
ジャズコードの多くは作られています。
第174回:装飾音符
第83回、84回で、
音を繋げたり、囲んだりすることを書きました。
装飾はある1音を飾るために上下からのアプローチ音に始まり、
囲むアプローチになり、大きくクロマチックで繋げるアプローチまで
瞬く間に発展し続けました。
この装飾するアプローチは更に発展を続け、
現在では、半音というインターバルに限らない、
いくつかの音のグループを使用して装飾するアプローチに至ります。
装飾するターゲットも1音ではなく、
音のグループがある特定のグループを装飾することもあります。
どの音がどの音を装飾しているのか?
そんな視点で、色々な譜面を見ていくと
新たなアプローチが見えてくるでしょう。
第175回:ANALYSE
アナライズ、クラシック風に言ったらアナリーゼ、
これは分析をすること!です。
ジャズでは、多くの知識が必要となるのですが、
最も重要なことはそれを自分で分析することです。
レッスンでも最初の1年間は
私の分析例を徹底的に学んで頂いてます。
その後、1人で分析できるようにしていきます。
レッスンでも、教材でも、この講座でも
分析をとても大切にしています。
分析をすれば、アイデアの歴史を知ることが出来ます。
無から生まれる一瞬の閃きばかり待っていては即興は出来ません。
分析をするに順序は下記の通りです。
1)どの音が面白いのか?
2)その音を使用したらどうなるのか?
3)その音を使用するためにはどう考えればいいのか?
4)それを日本語で覚えましょう。
下記、170以上のコンテンツのほとんどは、
自分で色々なソロを勉強し、分析した結果です。
勿論、人から聞いたもの、本で読んだものなどもあります。
しかし、他から得た情報も自分自身で試行錯誤して、
自分の中に取り込んでいます。
と言うのも、本を読んだり、人から聞いたりと、
楽に手に入れてしまったものは、
えてして簡単に忘れるものなのです。
そのことに私が気付いたのは、指導を始めて数年経った頃です。
こんなに重要なアイデアなのに、何故もっと練習しないの?
そう思うことが多々ありました。
何故生徒が練習しないか分かりますか?
私自身は、自分で苦労してソロを分析して、
必死で考えて1つのアイデアに行き着きました。
だから、その重要性も知っていますし、
ジャズの歴史上、このフレーズがどう発展してきて
このアイデアに行き着くのかを知っています。
でも、口頭で聞いただけでは、その重要性に気付かないのです。
だから、忘れてしまう。
時代もあるでしょう。
生徒の中にも、コンテンポラリーが好きで、
昔の演奏はあまり聴いたことがない方が増えてきています。
もう1歩上に行こうと思ったときは、
必ず音の歴史を分析しましょう。
先日、聞いた将棋の世界の話ですが。
「当時としては、物凄いことをやっていたけれど、
今、勝負をしたら、相手にならないでしょう。」
細かい言葉は違うと思いますが、
現在の名人が、昔の名人について語った言葉だそうです。
将棋の技術が日々進歩していることが分かります。
そして音楽もまた、例外ではありません。
学ぶことが膨大な量になっています。
だからと言って、
目先のやりたいことばかりをやっていては、
今後の発展へと結びつくことはありません。
そんな時こそ、このワンポイントレッスンで、
分析の重要性に気付いて頂きたいと思います。