今回はLage Lundの初期作から「How Deep Is the Ocean」です。モンクコンペ優勝後、ジャリール・ショウの盤でもその凄さは聴けました。この盤が発売された時、「もっとガッツリ弾いてほしい!」なんて思ったのですが、採譜してみると、その懐の広い演奏にビックリ。リズム・バリエーションの豊富さ、アプローチの丁寧さ、歌わせ方、などなど驚愕の内容でした。PDF7ページ、お楽しみ下さい。
目次
Analysis
音の分析よりも、リズムとアーティキュレーションがコントロールされている箇所に着目して下さいね。ラインは参考になるような音遣いが沢山ありますよ。
26小節目
速いパッセージでもBebopのアプローチが丁寧に繋がれています。
39〜42小節目
個人的に好きな箇所。「Am7♭5ーD7」はD7の裏コード「A♭7」で演奏されていますが、ラインが良いですね。C7でも裏コード「G♭7」が弾かれていますね。
43、44小節目
速いパッセージでもリズム・バリエーションが豊富です。