今回はLage Lundの初期の作品「Early Songs」からコールポーターの名曲「You Do Something To Me」です。最近はかなりオリジナリティのある演奏をしていますが、このテイクでは現在のようなダークさはあまりなく、とても明るく快活な演奏です。次々に出てくるラインは圧巻ですよ!それでは、PDF9ページです。
目次
YouTube
Analysis
Lageの演奏にはリズミック・モチーフ展開、音型のモチーフ展開が随所に導入されています。次々に出てくるラインとこういった歌心のバランスがとても良いんです。YouTubeの動画を数年間、観てきて面白かったのは、ある動画でミストーンとして出てしまった開放弦。その開放弦をうまく利用してモチーフ展開してました。それが暫くして観た動画では、意図的に開放弦を導入する演奏をしていました。
5〜8小節目
ポイント
ここは本来E♭M7-D7-E♭M7-D7-となる箇所ですが、ラゲがGトライアドをよく弾いているのでAugmentで書いておきました。何気ないけれど3段階の展開。8小節目はE♭M7で記述してしまいましたが、D7で良いかもです。
23〜26小節目
ポイント
自身が弾いたものから、会話のように次々と展開していくんですよね!
93〜99小節目
ポイント
ラゲもモレノもギラッドもジョナサンも、こういう引き伸ばしがとっても上手い!
141〜146小節目
ポイント
押し寄せる波のように、だんだんと音数+音域が広がっていきます!