今回はPeter Bernstein の2作目のアルバム「Sign of Life」から「Nobody else but me」の採譜。まだ音楽学校生だった頃に聴いて、沢山耳コピしました。メンツも良いんですね。ブラッド・メルドー(Pf)にクリスチャン・マクブライト(Ba)グレゴリー・ハッチソン(Dr)という今では豪華なメンバー!少し前に発売された同メンバーで録音した盤も楽しかった!!
ということで、3コーラス!プログレッションが難しいこの曲を歌い上げています!
Analysis
8、9小節目
ポイント
歌い方がいいですよね!フレーズフレーズしていなくて、8小節目の動きに対して、9小節目がアンサー的なフレーズになっています。
24〜26小節目
ポイント
ここはAm7-D7ではなくて、Am7-A♭m7ーGm7ですね。そして「C7でEトライアド」。私は「裏sus4=III度トライアド」と記憶しています。裏コード「G♭7」の更にsus4化した「Gb7sus4(9)」のコードの中にEトライアドが含まれます。面白いのはJim Hallの演奏からもこのアプローチが現れるのですが、ピーターはこのアルバムを最後にこのアプローチをやらなくなったということ!語法を選択したのでしょうね!
61、62小節目
ポイント
このツーファイブも面白いですね!「C#m7ーF#7」と捉えても良いですし、前述の「裏sus4ー裏コード」つまりはG♭7sus4ーG♭7と捉えてもOKです。
63〜70小節目
ポイント
「問いかけ」と「応答」が繰り返されている箇所。聴いていてとっても楽しいです。メセニーとジョンスコが共演していた盤でも、メセニーが一人二役的に「問いかけ」と「応答」を繰り返していた記憶があります。こういった音楽的なネタをストックすると幅の広い演奏へと繋がりますよ。先生は手元にあるCD達です。フルコーラスで採譜すると音遣い以外にも沢山のアイデアを発見出来ます。
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Vocal&Pianoの方とやっているテイクもよく歌っています!
おすすめ
こちらの盤に入っています。