「Bill Evans × Jim Hall」と言えば、「Undercurrent」があまりにも有名ですが、こちらの作品もなかなかです。今回はこのアルバムからコール・ポーターの名曲「I’ve got you under my skin」の採譜です。テーマなくいきなりジムホールのソロから始まります。
目次
YouTube
消されてしまうかも知れませんが、YouTubeに音源があります。
Analysis
今回はライン的な分析はあまりありません。
13〜16小節
ポイント
ジャズ学習初期の、私はTwo-Five-oneという進行が出てくるとついつい覚えているフレージングを弾いてしまっていたのですが、Jim Hallからは、このような方向性を持たせた音楽的なラインを学びました。
21〜26小節
ポイント
Jim Hallはこのようなコードの型を崩したラインをよく演奏しますね。モチーフ的にまとめていて良い展開になっています。
32〜39小節
ポイント
シンプルなアイデアで長い小節を弾いています。
まとめ
ポイント
私は学生時代、Joe Passをとことんコピーしたのですが、そのあと、Jim Hallの演奏から今回の分析のような音楽的な箇所を沢山学びました。ライン研究ばかりでは気付けない、身に付けることが出来ない要素です。「ふ〜ん、綺麗なメロディだね」って済ませてしまうことも出来る箇所でもあります。そこをもう一歩深く考えてみると、とっても勉強になりますよ!