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Romain Pilon / On Green Dolphin Street

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今回はRomain PilonのYouTubeから採譜した「on Green Dolphin Street」初めて聴いたときから、そのサウンドと右手のヒラヒラした動きに(笑)魅せられました。というのは冗談で、「音遣いの新しさ」にすごく惹かれました。

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YouTube

Analysis

3〜8小節目

ポイント

近年ではMajor 7th chordで「#5th」を演奏するのは当たり前のようになってきていますね。7、8小節目、何気無いのですが、センスを凄く感じます。実は「音の方向性とリズムの譜割」に新しさが秘められています。

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23、24小節目

ポイント

ここも「音の方向性とリズムの譜割」の新しさを感じて欲しい部分です。コンテンポラリーなサウンドのキーワードの1つです。確かに少し変わった音階を使うこともありますが、それ以上に面白く探求しがいがあります。演奏がビバップからなかなか離れられない方は、「音の方向性とリズムの譜割」という視点でコンテンポラリーアーティストを分析してみると面白いですよ。

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33〜36小節目

ポイント

前の小節のG7がはみ出してきたラインですね。Cメジャーでのこの上昇感が良いですよね!秘密は「音の方向性とリズムの譜割」です。ビバップ的な分析では「音的には別に特別なことをやっているわけはない」という分析になります。

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72〜75小節目

ポイント

Dm7-G7はD♭7一発で考えていますが、Bebop的ではなくMode以降の流れをしっかり汲んだラインですね。Upper Structure Triad的にトライアドが出てきていますが、もう既にRomainの歌になっています。

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95、96小節目

ポイント

こちらもG7がズレ込んできていますが、面白いのはやはり「音の方向性とリズムの譜割」笑

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Romain Pilon

Romain Pilon Official Web site



グルーピング

と、今回は「音の方向性とリズムの譜割」というキーワードをとってもしつこく書いてしまいました。私はレッスンでグルーピングと呼んでいます。「譜割のグルーピング」というか「イマジナリーバーラインを崩す」というか。90年代、初めてJesse Van Rullerを聴いた時の新鮮さは、常にそこにありました。以降、Bebopのコードを表現する技法から、こういったラインが自然と歌えるようになるまで結構な時間がかかりました。このソロが変化のきっかけになると良いなと思います。それぐらい面白いソロだと思いますよー。

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