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Peter Bernstein / In a Sentimental Mood

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極上のDUO


今回は井上智さんとPeter BernsteinのGuitar DUOアルバム「Guitars Alone」からIn A Sentimental Moodです。

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Analysis


個人的に面白いなと感じたところをピックアップします。

4〜6小節目

ポイント

4小節目Em7♭ーA7はB♭7ーA7に変換。後半6小節目のD7での何気ない4度音程。私はこういう箇所を度数で覚えてきました。13thから♭13thへ音を動かす時に9thを絡ませる・・・・といった具合にです。

9、10小節目

ポイント

これは伴奏の井上さんがとても面白いですね!下降クリシェをこんな風に上っていけるのは、このとき初めて知りました。A7ではaugment アルペジオを演奏(Peterの代名詞)最後のD7ではA♭トライアド(裏コード)を使用しています。

19、20小節目

ポイント

ここは本来は循環進行(D♭M7ーB♭m7ーE♭m7ーA♭7)なのですが、
B♭m7とE♭m7を「裏(減5度離れた)メジャーコード」へ進行しています。
(D♭M7ーEM7ーAM7ーA♭7)

21、22小節目

ポイント

アプローチノートでD♭音と、F音を装飾しているだけですが、ここの歌心はとっても好きです。

27〜30小節目

ポイント

27小節目は本来GmM7となる箇所。D7と捉え、その裏コードであるA♭のトライアドを演奏しています。30小節目ではD7で、D augmentのアルペジオを演奏しています。オーギュメント、裏コード、4度音程、これらはPeterの演奏を分析する上では欠かせないポイントですね。

運指

Peter Bernsteinは小指をあまり多用しない運指で演奏します。今回のTABとPeter運指は違うポジションが沢山あります。ギターでは運指がその人のカラーを作っていくので、どのように扱うか?は読者の方次第です。

オススメ

収録アルバム


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