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こんな風にジャズを聴いています!「キース・ジャレット」

こんにちは、Mistletoe Music School ヤマダです。

前回の「どうやってジャズを聴いてるの?」ピアニストとの共存編
(http://mistletoemusicschool.com/blog.html/?p=1112)が、
生徒様にとっても好評だったので、今日は私の大好きなピアニストの一人
「キース・ジャレットのどこを楽しんでいるのか?」を書いてみようかなと思います。
勿論、音楽の聴き方は人それぞれですけどね。

一時期、キースのスタンダーズばかり聴いていた時がありました。
キースを聴き始めた最初の頃はビバップ同様に採譜して、
「ここでは何のスケールを使って・・」とか、音の分析をしていました。
でも、それは多くの違和感を感じながらの作業でした。

とにかく、ソロのコーラス数がとても長い。
そして、演り慣れたスタンダードを何故今さら?・・・・と。
「キースは何をしているんだろう?」と思っていました。
・・・・で、ある時ハッとしました。

「極限にまで展開させているんだ」・・・と。

これは枯葉です。聴いてみて下さい。

キースを聴き始めた頃の私には、
ソロの一部、今弾いている事しか見えていませんでした。
そして「今のコードに対して何をしているか?」
「どんな音を使っているか?」という思考回路になっていたのですが、
キースの演奏のそんな事は、実はどうでもよくて。

キースのソロからは、
●曲を特徴付ける音程、またはそのグループ
●音の方向性
●リズムのバリエーション
●そして雰囲気

それぞれを展開させては戻り、また展開され・・・・。
それが何層にも重なりあって、別の世界へと繋がって行く感覚。
私がずっとキースを聴いていたいのは、そういった音の展開ストックが欲しいからです。

上記、ご紹介したYouTube映像のキースのソロからは、
「枯葉というメロディ」が次々に展開され何度も別の世界へと繋がっていく様が聴き取れます。
私はあまりの展開に開いた口が塞がりませんでした。
4:18あたりのキースのちょっとしたタッチの違いで、
このコーラスでキースがソロを終えるだろう・・・という感がキャッチ出来ます。

ジャズ学習者が「ソロの音分析」ばかりへ意識がいってしまうのは仕方ありません。
必ず通るべき道ではあります。
しかし、「音楽」を学ぶ事が大切です。
音楽の3大要素がリズム、メロディ、ハーモニーであるのであれば、
それをふまえた上で、ジャズの即興演奏にも幾つかの大きな要素があります。
その1つが、「メロディの展開」方法だと思います。

そこへ意識を向ける事で、
ただ、コードを追い掛けるだけのジャズではない、質の高い音楽になるような気がします。

ギターではジムホールが複数の教則で語っていますので、
何故、こんなにも時間を割いて説明しているのか?深く理解すると良いと思います。
それ程、大事な要素だと私は思っています。

■Jim Hall Jazz Guitar Master Class DVD
■Jim Hall Jazz Guitar Master Class, Vol. 2 (VHSのみ)
■Jim Hall [教則DVD]
■ジムホール/ジャズギターの探検

そしてキースが、雰囲気から紡ぎ出したイントロやエンディングは
極上の美しさを持っています。

Keith Jarrett Standards/Still Live
keith

それでは、ジャズをまた別の聴き方で楽しんでみてくださいね!!