こんな風にジャズを聴いています!「ピアニストとの共存」

こんにちは、Mistletoe Music School ヤマダです。

今日は一風変わった講座。
「どんな風にジャズを聴いているの?」という点。

私はチャーリーパーカーからジャズに入ってポール・デスモンドにハマり、
そこから、ジャズギターへと進んでいったのですが、
1リスナーから、自分で演奏するようになり、また更には楽器の技術が向上するにつれ、
聴き方もまた変わっていきました。

ジャズ学習を初めて1年目の時に聴いたこんな盤があります。
サラ・ヴォーン/Crazy and Mixed Up

sarah

デスモンドが好きだ・・・という時点で、
私がウエストコーストの爽やかなジャズが好きだという事がバレてしまうかも知れませんが、
ローランド・ハナ(pf)やジョー・パス(gt)、勿論Ba,Drのリズムセクションも最高です。

この盤の演奏は全曲好きです。
そこで、今日は2曲目の「That’s All」をジョーパス目線で聴いてみましょう。

0:00〜0:10
ハナのペダルによるピアノによるイントロが美しい。

0:11〜0:31
2ビートでの演奏。ハナも控えめの演奏。パスは様子をうかがいつつも、
ハナがフルコードで伴奏をしているので単音による伴奏。
必要と思われる1音のみ!
セクションの切れ目では管楽器奏者のようにオブリガードを入れている。

0:32〜0:36
ハナが単音で弾いてくる。
「えっ?俺が単音弾いているのに!!」(ジョーパス心の声・・・たぶん)
最初はお互い単音弾きになるが、
パスは4秒で気付き、今度は自分がコードを鳴らす役へとまわる。

0:37〜1:12
パスは前半と違いコードに徹している。
ハナが居なくなった所を狙って、少しシングルノートを混ぜたり、
コードソロの音量を上げたり(これはヴォリュームノブをいじらずタッチだけでの変化)

1:12〜1:30
ハナがコード弾きへとチェンジした!
「よし!」と再びシングルノートへの伴奏へ。
サラの歌の間でのソロ的なライン。
そして、シンプルにコードプログレッションを感じさせるライン。

1:31〜2:45
4ビートへチェンジし、ハナのソロが始まる。最初のうちはビートを一定にして
コードのハーモニーを出すよりもリズム隊の一員になろうとしている(気がする)
チャールストンビートで一定のテンポで演奏している箇所が多い。
それと、プログレッションの隙間(コード進行を感じさせる場所のみ)を狙う伴奏!

2:46〜3:24
4ビートのままサラの歌が始まる。再びハナがフルコード伴奏なので、管楽器的にチェンジ。
歌も終盤にさしかかり、単音での絡み具合は前半より多め。
ラインのセンスが良い!!

3:25〜
自由な伴奏でありながら、所々に前半には無かったリズムセクションのキメが用意されている。
ジャムセッションでは普通は決めないので、自分のグループで演奏する時の参考になる。
必要最低限で効果的なアレンジを施しているあたりは
百戦錬磨のスタジオミュージシャン集団でもあるという事でしょうか。

CDをお持ちの方は、バシっと決まった「That’s All」直後の「枯葉」にしびれて下さい。
テーマなし、歌詞なしの全編スキャットによるサラが凄いです。
大音量で聴くと鳥肌モノです!

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