月別アーカイブ: 2014年4月

派生するコード(シンメトリカル オーギュメント)

こんにちは
Mistletoe Music School ヤマダです。

先日のコード崩しの記事の最後にこのように書きました。

「複雑なスケールは正直よく分かりませんが、
そこから派生するコード達が大好きなのです。
お楽しみ下さいね!!」

「それって、つまりどういう事ですか?」・・・という質問をレッスンで頂きました。
という事で、今回の記事は「スケールから派生するコード」にしました。

頻繁に使用する音階はおいておきまして、シンメトリカル・オーギュメントにしました。
この音階はオーギュメントコードに半音下のオーギュメントコードが合わさった音階です。
短3度と半音が繰り返される音階で、様々なラインが作られる訳ですが、
その時に、私はスケールとして捉えているのではなくて、

「それらの音を使用してコードを作り、そのサウンドを表現するためにラインを作る」ということです。

◆1)シンメトリカル・オーギュメントスケールは各ノートから全てオーギュメントコードが付けられます。
◆2)シンメトリカル・オーギュメントスケールは3つのメジャートライアド、マイナートライアドが派生されます。
◆3)シンメトリカル・スケールから派生する4声コードです。
メジャー7th、マイナーメジャー7th、メジャー7thオーギュメント、マイナーメジャー7thオーギュメントなど。
◆4)スケールから派生するその他のコード達。

C Symmetrical Augment

コレ自体は、実はとっても簡単に出来ます。
時間さえかければ、可能性を導き出せます。
勿論オクターブの配置を変えたりすると、それなりに時間はかかりますが、
それでもギターで演奏する場合は、指の構造上、必ず限りはあると思いますし、
(開放弦の使用は除く)
実際は3音をオープンにした状態で(5弦、3弦、2弦)弾くと個人的にはかなりツボです。

●記憶する時は、軸とするオーギュメントコードトーンを仮にaとして、
その半音下のオーギュメントコードトーンを仮にbとした場合。
a (のコードトーン3音)から始まるメジャー、マイナートライアドと。
メジャー7th、マイナーメジャー7th、
メジャー7thオーギュメント、マイナーメジャー7thオーギュメントと覚えています。
●bから始まるコードはaで出来たコードの転回形になります。

●問題は、これをいかにして使っていくか?ということです。
ただ、スケールの6音をランダムに組み合わせ弾くだけでは、
私は面白みを感じないので使用するために色々考えるのですが、
この時にと~~~っても頭を使います。

2C Symmetrical Augment

上記、シンメトリカルなスケールなので、構成は下記のように、
CM7でもEM7でもAbM7でも度数は同じになります。
同様に他のコードもそうです。
CM7=EM7=AbM7
Dbm7=Fm7=Am7
Dm7b5=F#m7b5=Bbm7b5
Eb7=G7=B7

1)どのコードを想定して、
2)その上でどのヴォイシングを弾くか?
3)そして、そのコードを表現する為にどのように演奏するか?

これらのアプローチを凄い事を弾いているように思われないように弾くことに
私はミュージシャンとしての命をかけています(笑)
「サラッと聴こえたけど、採譜して分析してみたら、こんな凄い事やってる!!」と言われたい。(笑)
音楽はとっても楽しいですね。

コード崩し古今東西

こんにちは
Mistletoe Music School ヤマダです。

ジャズを学び始めた当初、
「コード崩し」という技法(技法というのか分かりませんが)を学びました。
スケールだけでは、なかなかジャズらしくならないから、
コード感を表現する為にコードの型を少し崩して、または装飾をして演奏します。
今日は、少しだけコード崩しの実例をご紹介します。

◆まずは王道、ブロックコード!!
ビバップですね。素直で良いですね。
個人的には、センスの良いモノで残しておいて、状況に応じて使用したいなと。

chord_kuzushi1

◆次は4度堆積和音。
2段目は少しPeter Bernstein を意識してみました。
こんな感じの曲あったなぁ・・・と。

chord_kuzushi2

◆次は密集和音。
歌心を大事にしてみました。

chord_kuzushi3

◆最後は少しだけスパイスの効いたテンションコード。

chord_kuzushi4

今も、昔も、私はコード崩しは、よくやっています。
ただ、そのヴァリエーションが以前と比べて豊富というか、
もっと「少ない音数での型」が一杯見えていますし、
(隣あった弦に限らず、5、3、1弦のオープンなコードなんかも良いですよ)
また、別のスケールから派生するA△/F、E△/Fだとか、
Dbm/Fのような、ヴォイシングを想定すると、
かなりクールなラインが出来上がってきたりします。
また、それぞれの音をどう進行させよう・・とか、
より「繋がり」への意識が出来るようになってくると更に楽しいですよ♪

でも、根本は変わっていません。

「コード崩しです」

複雑なスケールは正直よく分かりませんが、
そこから派生するコード達が大好きなのです。
お楽しみ下さいね!!

音の行きたい方向

こんにちは、Mistletoe Music School ヤマダです。

今日はDon Thompson のピアノを聴いています。
ベースを弾いたり。ヴィブラフォン弾いたり、時にはエンジニアだったり、とマルチな方です。
Jim Hall Groupでもピアノを弾いていた時がありましたが、
ホント、美しいラインを演奏されますね。
ということで、昔採譜したThompson の譜面を引っ張り出してきて、弾いて楽しんでいます。


donthompson

綺麗ですよね。ため息でちゃいます。
こんな風に自分が良質だと思える音楽を沢山聴くのが一番ですが、
私は、

●マイナーで5thから11thにジャンプするとb3rdに落ち着きたくなるのかな?(Gm7のトコ)
とか、
●ツーファイブ進行はマイナーのb7thの音から7thコードの3rd音へ繋げるとスムーズなのか!(Gm7 C7のトコ)
とか、
●メジャー上での#11の使い方(BやBbコードのトコ)

とか、フレーズ云々ではなく、
音の行きたい方向というのをよく度数で確認していました。
チェックポイントは、

1)どのコードの時に(どのコードへ連結される時に、どのコードから来た時に)
2)どの音が、(度数)
3)どの方向の、どの音(度数)へ向った時に
4)その音はどの音へ向かいたくなるか?

凄く細かい事なのですが、頭でも理解しようとしていた気がします。
勿論、先に記述したように、心で音楽を聴くのが一番な事にはかわりはありません。

それにしても、美しいですね。

Major 7th #5 Line

こんにちは
Mistletoe Music School ヤマダです。

先日はM7#5の色々なコードを考えていたのですが、
アルペジオラインはどのように弾いているか?
どのコード上でも演奏可能ですが、今回はドミナントモーションする進行上にしましょう。
V7でIIIM7#5のアルペジオをよく弾きます。

以前はこのように弾いていました。
解決先を少しMike Morenoっぽくしてみました(笑)

M7#5arpeggio

で、私はいつもそうなんですが、
面白いな~良いサウンドだな~と思いながら、
自分で弾いて、レッスンで生徒さんに説明していると・・・

自分で飽きてしまう・・・のです(笑)・・・ホントに。

で、最近はこのように弾いています。
TAB譜は私の演奏している通りです。
上昇中は小指を一切使いません。

M7#5arpeggio2

1ブロックで弾くより、上昇する感じが出てて良いと思います。
また、見た目にも駆け上がっている感が好きです。

そういえば、先日Adam Rogersがこんな風に弾いていました。
単なるM7のアルペジオですが・・・・サイドスリップしてました。カッコいい!

M7#5arpeggio3

弾くだけじゃなく、聴くことも、考えることも、楽しむことも練習です。